『モテキ』が初登場2位で興行収入でトップに!週末動員では『アンフェア』がV2達成
映画週末興行成績
今週の国内週末興行ランキングは、累計興収10億円を突破した『アンフェア the answer』が2週連続で首位を獲得、さらに『モテキ』が2位で初登場を飾るなど、東宝配給作品がワンツーフィニッシュとなり、相変わらずの強さを見せ付けた。
長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子という豪華女優陣に森山未來がモテまくる、という内容が話題を集めている『モテキ』は、23日の金曜日から全国276スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員17万6,525人、興収2億4,578万400円で、これは興行収入では1位の記録。オープニング3日間では動員28万4,159人、興収3億8,896万8,700円となった。客層は58対42で男性客が多く来場し、年齢別では20代が47パーセント、16~19歳が20.9パーセント、30代が18.6パーセントと、森山演じる主人公・幸世に近い世代の支持を集めたようだ。職業別では、会社員が54.2パーセントと圧倒的だった。また本作を観ようと思った理由としては「ドラマ版が好きだから」が23.1パーセント、「原作コミックが好きだから」が9.5パーセント、「内容に興味があったから」が9.3パーセント、「笑えそうだったから」8.7パーセント、「音楽が好きだから」が8.5パーセント、「長澤まさみが好きだから」が7.1パーセントと多岐に及んだ。
昨年7月からのドラマ放送時には、視聴率2~3パーセント台を推移していた本作だが、その後口コミが広がり、昨年11月に発売されたDVDでブレイク。今年3月の映画化発表以来は、レンタルショップで貸し出し状態が続き、あまりの人気ぶりにバックオーダーが通常の何倍にもふくれあがったという。さらにはテレビの再放送やGyaO!での無料配信が行われ、ドラマ版の認知度を飛躍的に高めることに成功。「ドラマを観ましたか?」という質問に、62.5パーセントが「はい」と回答するほどだった。作品の満足度は、「非常に良い」「良い」合わせて94.4パーセントを記録。88.5パーセントが「人にすすめる」と回答しており、配給元の東宝は「20億円を狙える大ヒットスタート」として、期待を寄せている。
公開3週目を迎えた『探偵はBARにいる』は3位で同順位をキープ。4位は『世界侵略:ロサンゼルス決戦』で2ランクダウン。5位の『スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション』がワンランクアップ。公開5週目の『神様のカルテ』は6位で2ランクダウン。累計動員は137万5,109人、累計興収は16億5,129万400円となった。
7位は鈴木京香、長谷川博己、深田恭子らが出演する同名NHKドラマの映画化『セカンドバージン』が初登場ランクイン。全国225スクリーンで金曜公開され、オープニング3日間の動員は6万9,791人、興収8,723万8,600円という結果に。8位は公開4週目を迎えた『ライフ -いのちをつなぐ物語-』で3ランクダウンとなった。
また、全国118スクリーンで公開された、向井理主演映画『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』は9位に初登場。10位は『サンクタム』で3ランクダウン、11位は『スマーフ』が同順位をキープした。さらに先週末に先行上映された『ワイルド・スピード MEGA MAX』は23、24、25日の連休3日間で上映され、動員21万1,746人、興収2億8,332万300円という結果に。公開は10月1日となり、来週のランキングでかなり高い順位につけることは間違いないだろう。
今週末は、『ワイルド・スピード MEGA MAX』のほかにも『はやぶさ/HAYABUSA』『DOG×POLICE 純白の絆』『ミステイクン』『とある飛空士への追憶』『エンディングノート』『MADE IN JAPAN こらッ!』『ファイナル・デッドブリッジ』『天国からのエール』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)