タケちゃんマン!?王子コスプレのサンドウィッチマン伊達、「ええ声芸人」相方の声優参加にちょっぴり嫉妬!?
1日、 テアトル新宿で映画『とある飛空士への追憶』初日舞台あいさつが行われ、本作で声優を担当する神木隆之介、竹富聖花、富澤たけし(サンドウィッチマン)、主題歌を担当する新妻聖子、宍戸淳監督が出席、そしてスペシャルサプライズゲストとして来場した富澤の相方・伊達みきお(サンドウィッチマン)がステージに乱入、そのタケちゃんマンのようなインパクトの強い衣装に会場は笑いに包まれた。
本作のヒロイン、次期皇妃ファナという役は、『時をかける少女』の仲里依紗、『サマーウォーズ』の桜庭ななみなどを開花させたマッドハウス映画の系譜に連なるヒロインとなる。「グラビアJAPAN2010」でグランプリを獲得、テレビドラマ「生まれる。」で堀北真希の妹・美子を演じて注目を集めた16歳の注目株である竹富にとっては、本作のファナが声優初挑戦となる。「声優というお仕事をいただいて、息の芝居とかいろいろと難しかったこともたくさんありました。これからの演技に反映できたらなと思います」と感無量の様子であいさつする竹富に、会場からは「聖花ちゃん!」と大きな声援が浴びせられた。
さらに本作では、シャルルのライバルパイロット・千々石(ちぢわ)役として、「ええ声芸人」としても知られるサンドウィッチマン富澤の声優参加も話題となっているが、「嫁と観たらカッコよかったと言ってくれました」とさりげなくおのろけ。するとそこに富澤の相方である伊達が、ファナの婚約者であるカルロ皇子役でステージに乱入。「どうもカルロ皇子です。僕も映画を観させていただきましたけど、こんな人いましたっけ? どう見てもタケちゃんマンでしょ」と自虐的なジョークを飛ばしつつも、劇中で婚約者の役であった竹富を見つけるや、「ファナ。会いたかった。抱きしめてあげよう」と言いながら竹富を抱きしめようとする始末。そんな伊達に「いいです」とやんわりとお断りする竹富とのやりとりに会場は笑いに包まれた。
「映画には僕だけ何も関わってないけど、応援したい」と気持ちが強い伊達は、行列のできる人気ラーメン店を引き合いに出しつつ、「2回、3回と観てください。神座(かむくら)のラーメンみたいに、何回でもいけます。次に来たときは内容が変わってるかもしれないですしね」と本作の応援メッセージを送ると、富澤が「だめだろ」とツッコミ。さらに「監督、次回作はこの役で声優のオファーをお願いしますよ」とアピールするなど、和やかな雰囲気のまま舞台あいさつは幕を閉じた。
本作はファンタジー版『ローマの休日』をキーワードに、身分は低いが操縦技術は空軍の中でも群を抜く神木演じる青年飛空士・狩乃シャルルと、竹富演じる次期皇妃ファナによる身分違いの恋というせつない物語が展開される。レヴァーム皇国の飛空士シャルルは、次期皇妃ファナを水上偵察機に乗せ、婚約者のカルロ皇子のもとへ送り届けるという極秘にして重大な任務を任されることになる。(取材・文:壬生智裕)
映画『とある飛空士への追憶』はテアトル新宿ほかにて公開中