型破りSFコメディー『宇宙人ポール』日本版予告編が公開!『ホット・ファズ』コンビが描く、陽気なエイリアンとオタクの友情と珍道中!
映画『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』で日本の映画ファンにもおなじみのサイモン・ペッグとニック・フロストによるSFコメディー『宇宙人ポール』から、爆笑、涙、そして映画愛ありのコメディー作品を期待させる日本語版予告編が公開された。
サイモンとニックが共同で脚本を手掛け、映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(日本未公開)のグレッグ・モットーラがメガホンを取った本作。映画とコミックの祭典「コミコン」参加を夢見てアメリカの地を旅するイギリス人のオタク二人(サイモン、ニック)が、ネバダ州のエリア51で、陽気な宇宙人ポールに出会ったことから始まる珍道中が描かれる。
予告編では、荘厳な!? 雰囲気と共に、ポール(セス・ローゲン)と2人が、未知なる遭遇を果たす場面からスタート。そして、見た目はどうみても宇宙人なのに、けっこう太いおっさん声、尻を出して相手をバカにするお下品なポールが。これまでのSF映画に登場してきた、ときに恐ろしく、ときに全知全能の存在を思わせるほど知性的なエイリアン像とはまったく違う、中身はオタクの2人と何ら変わらないボンクラぶりを発揮する様子が描かれる。
さらに、『メン・イン・ブラック』のような黒服集団に命を狙われたかと思えば、目立たないように? ポールをカウボーイに変装させ、並んで街中を歩くシュールな場面などがユーモアたっぷりに展開。気のいいポールを故郷に戻してあげようとするサイモンとニックの、アクションと笑いたっぷりな、そして涙をさそう友情の旅路が描かれていることをうかがわせる。予告編の最後には、車に突っ込んで傷ついた鳥を、『E.T.』ばりの不思議な力でいやすポールの姿も。一見奇跡的で感動の場面だが、もちろんその後には衝撃&爆笑のオチが用意されている。
とにかく映画全体が明るいゴキゲンな雰囲気に包まれていることを予感させる本作。今年は一人でクリスマスを過ごす予定の人も、本作を観に劇場を訪れれば、寂しさなんて吹き飛ぶこと間違いなしだ。(編集部・入倉功一)
映画『宇宙人ポール』は12月23日よりシネクイントほか全国公開