ずぶ濡れの女子高生はかわいい!監督の発言に主演女優ドン引き?
12日、魚介類なのに女子高生という前代未聞のキャラクターが主人公の映画『魚介類 山岡マイコ』の完成記者会見が池袋・サンシャイン水族館で行われ、主演の佐武宇綺、高見こころ、加藤沙耶香、梶野竜太郎監督が出席。水族館が好きだという佐武は「ひとりでもよく来るのでうれしいです。エイと友達になりたいな」とキュートな笑顔をみせた。
映画やドラマだけでなく、川島海荷も所属するパフォーマンスガールズユニット「9nine」のメンバーとしても活躍している佐武。本作では映画初主演にして魚介類の女子高生というユニークなキャラクターに挑み、「普通の女子高生ですが、哺乳類ではなく魚介類なんです。乾いてしまうと死んでしまう設定なので、撮影中は常に水で濡れていました」と独特の撮影現場を振り返った。女の子の表情を大切にしたいと思っていたという梶野監督からの指示は「そのままの宇綺を撮りたい」だったそうで、佐武は「元気に幼く、無邪気に! と思いました」と役づくりを明かした。
また、劇中でも印象的な佐武が海から登場するシーンは9月に撮影されたそうで、実際に海に入って撮影をした佐武は「グラビアで熱いビーチで撮影することもありますが、熱いよりも寒い方が好きなので、9月の海に入れてうれしかったです」とにっこり。「制服で海に入るなんてないですからね」と女優魂を見せつけた。
一方、梶野監督は、魚介類なのに女子高生という設定を思いついたきっかけについて「にわか雨とか、突然降ってきた雨でびしょびしょになった女子高生ってめちゃめちゃかわいいじゃないですか。濡れた髪の女の子を撮りたくて、自然に濡れていてもおかしくないシチュエーションを探しました」と男のロマン明かし、佐武たちをドン引き(?)させていた。
本作は見た目は女子高生だが、その正体は魚という奇想天外な主人公・山岡マイコ(佐武宇綺)が、地上で暮らしながら困難を乗り越えて成長する姿を描くファンタスティックな青春ムービー。ピンチに陥ると出世魚として覚醒し、別の人間に変身する主人公の波瀾(はらん)万丈なストーリーを描く。(取材・文:中村好伸)
映画『魚介類 山岡マイコ』は10月22日よりシネ・ルーブル池袋にてモーニング&レイトショー公開