モデル出身、癒やし系ワイルド・水上剣星の魅力は見た目はクールなのに中身は天然!?
映画『恋谷橋』に出演している水上剣星に作品やプライベートについて直撃インタビューし、フレッシュな素顔に迫った。
『恋谷橋』は、鳥取県三朝町を舞台にした青春ストーリー。映画初主演となる上原多香子が実家の老舗旅館を継ぐか、デザイナーとして成功する夢を追い続けるかに悩む等身大のヒロインを演じている。水上が演じたのはヒロインの幼なじみで、彼女に思いを寄せてきた板前青年・圭太。長年恋心を抱いてきたにもかかわらず、そばで見守ることしかできない圭太を演じた水上は「圭太はすごく真っすぐで男らしく、それが頑固さにつながったりもしてしまう青年。彼の恋心には共感できましたが、『もうちょっとはっきり気持ちを伝えろよ』とも思いました(笑)」と語る。一方、「僕自身は好きな女性がいたら結構、積極的にいきます!」と明かし、役と自身の違いを教えてくれた。
温泉街として栄えた鳥取県三朝町のぬくもりあふれる街並みが楽しめる本作だが、町の協力を得て現地ロケが行われたのも話題の一つ。撮影中はおいしい食事や名物の温泉を楽しんだという水上は、三朝町を「すごくかわいらしい町」と表現。ロケ先では地元の人々との交流にも積極的だったそうで、「普段はそういうことをするのは苦手なんですけど、三朝町にいると、自然とそういうことができちゃうんですよね。そんな空気の町ですね」と町の魅力をアピールした。
モデル活動を経て2009年にテレビドラマ「東京DOGS」でデビューし、映画出演はまだ2作目という水上だが、映画に対する造詣は深く、ミニシアター系の作品も好んで観るよう。そんな彼の好きな監督は『KIDS/キッズ』や『BULLY ブリー』のラリー・クラークで、最近観たお気に入りの映画は『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』。また、絵を描くことや写真を撮ることといった物作りを趣味にしているそうで、ゆくゆくはクリエイターとしての活躍を予感させる一面も持ち合わせている。もちろん、180cmの長身に精悍(せいかん)なマスクのイケメン俳優ぶりが放っておかれるはずもなく、「東京DOGS」から「華和家の四姉妹」まで8クール連続でテレビドラマに出演。「いろいろ勉強しながら、ずっと俳優を続けていきたいです」と語る水上剣星の今後に注目だ。(取材・文:渡邉ひかる)
映画『恋谷橋』は11月12日より全国公開