ジョニー・デップ主演『ローン・レンジャー』の予算カットが正式に決定!来年2月より製作開始
予算の都合で製作が中断されていたジョニー・デップ主演の映画『ザ・ローン・レンジャー(原題) / The Lone Ranger』の製作費削減が正式に決定し、来年2月より製作が開始されることになったとDeadline.comが報じている。これにより、ジョニデの出演料カットはもちろん、アクションシーンの規模も縮小されることとなる。
ジョニデ&ゴア・ヴァービンスキー監督による新作映画『ランゴ』場面写真
Deadline.comによると、本作の製作は来年2月6日より開始。もともとは今年の秋の予定であったが、夏ごろに製作のウォルト・ディズニー・ピクチャーズが予算減額を求めてゴア・ヴァービンスキー監督と対立し、いったんは製作が棚上げになってしまった。だが、ディズニー側は企画を続行。そのかいあってか、このたび、ようやく新たな製作開始時期が決定した。公開は2012年中を予定していたものの、今回の製作開始のずれ込みにより、遅れが出るものとみられている。
今回の報道では具体的な製作費などには触れていない。だが、過去の報道によると、当初は約2億5,000万ドル(約200億円)と目されていた製作費は約2億1,500万ドル(約172億円)に下方修正されたということ。ディズニーは主演のジョニー・デップやゴア・ヴァービンスキー監督のギャラを減額するほか、CG合成が必要なシーンや大規模な列車シーンをカットする意向を明らかにしており、作品のスケール縮小は必至だ。(1ドル80円計算)
本作は、アメリカの同名西部劇を実写映画した作品。ジョニデがインディアンの青年トントを、『ソーシャル・ネットワーク』のアーミー・ハマーがローン・レンジャーを演じることが発表されている。製作はジェリー・ブラッカイマー、監督はゴア・ヴァービンスキーという『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのスタッフ陣がかかわっている。(編集部・福田麗)