ジャッキー・チェン、日本の復興を目の当たりに「感動した」とコメント!日本語で被災地へエール!「日本、がんばって!」
ジャッキー・チェンの出演100本目となる記念碑的映画『1911』の記者会見が21日に都内で行われ、この日のために来日したジャッキーが「間違いなく僕の生涯で記念となる映画」と作品への思いをにじませ、さらに「日本、がんばって」と東日本大震災の被災地へエールを送った。
映画『1911』は中華民国建国のきっかけとなった辛亥革命から100周年、ジャッキー・チェンの映画出演100本記念として製作された歴史巨編。理想に燃える民衆たちが、新たなる中国を築き上げようと奮闘する姿にカメラが肉迫。歴史の陰に埋もれた名もなき人々の物語が感動を生む物語だ。
出演作品100本目の気持ちを聞かれたジャッキーは、「実はこの作品が100本目かどうかはわかりません。子役のころから数えると200本を超えているかもしれませんが、皆さんがいうなら100ということしましょう」とジョークを飛ばし、細かいことは気にしないと言わんばかりの器の大きさを見せ付けた。
だがジャッキーは、本作を、辛亥革命が起こった年から100周年目にあたる、本年に公開することにはこだわった様子で、「この映画の公開が102年目や103年目、110年目だと意味がない。150年目だったら僕はこの世にいないはずなので、100周年という最高のタイミングでこの映画を撮りました」と作品と祖国への愛をにじませた。そして「どの役者も生涯で記念になるような映画を撮りたいと思うが、本作は間違いなく僕の生涯で記念となる映画です」と熱い思いをコメントした。
またジャッキーは、東日本大震災で被害を受けた日本のことがずっと気がかりだったそうで、「日本にいる友人に『復興はどうなっている?』と聞いていました」と心配していたことを明かした後、「日本の回復ぶりを見て感動し、日本人の精神を実感することができた。この精神力があれば、日本は再建できると信じている」と語り、最後は日本語で「日本、がんばって!」とエールを送った。
この日は、同作の日本語吹き替え版のキャストであり、ジャッキーの大ファンでもある中川翔子が花束のプレゼンターとして登場。ジャッキーを目の当たりにし、すっかり興奮した様子で「生まれてきてから今日が一番幸せ! 全てをささげてもいいほど好き! 命の恩人です。いつまでもみんなの宝物で、不老不死でいてください!」とまくしたてていた。(肥沼和之)
映画『1911』は11月5日より丸の内TOEIほか全国公開