アカデミー賞の司会に抜擢されたエディ・マーフィ 「オスカー史上最悪の司会になる予感」とコメント
第84回アカデミー賞
第84回アカデミー賞の司会者に抜擢されたエディ・マーフィは、自分がオスカー史上最悪の司会をしてしまうのではないかと不安に思っているらしい。
アカデミー賞の共同プロデューサーたちは、「彼の映画に対する愛情、忘れがたいキャラクターを作り上げ、演じてきた俳優としての歴史を考えると、授賞式に興奮と突発性、そして限りない思いやりをもたらしてくれることは間違いありません」、「エディは革新的なパフォーマー。演じる役は驚くほど多彩で、あらゆる世代からも支持されている。彼の機転の早さとカリスマ性はオスカーの司会には最適だ」とコメントし、期待の大きさをうかがわせているが、本人はそれほど自信はないようだ。
「僕がこの仕事にぴったりだとみんなが思っているのがおかしくてたまらないよ。恐ろしいことになって、史上最悪の司会になると思う。カメラ目線で人の紹介をしなきゃいけないんだ。スカイブルーのタキシード姿で、番組が終わるころには何百万人もの視聴者の前で失禁するだろうね」と予防線をはるコメントをしている。
エディは自分に白羽の矢が当たったのは、アカデミー賞のプロデューサーの一人であるブレット・ラトナーがエディの新作映画『タワー・ハイスト(原題) / Tower Heist』の監督でもあり、プロモーションの一つになると思ったからだとも言っている。「僕がオスカーの司会をやれば、映画の封切り前にちょっとした話題になるかもしれないって彼に言ったら、実現したというわけさ」と、「エンターテインメント・トゥナイト」のインタビューでジョークを飛ばした。
すでに「オスカー史上最低の司会」の称号は、昨年ギクシャクした司会を行ったアン・ハサウェイとジェームズ・フランコにおくられているため、昨年よりもマシな司会をすれば問題はないだろう。(BANG Media International)