野村祐人出演、ハリウッドで太平洋戦争終結後の日本を映画化!ピーター・ウェーバーが監督
映画『真珠の耳飾りの少女』のピーター・ウェーバー監督が、太平洋戦争終結後の日本を描く映画を監督することになった。
ハリウッド・リポーター紙によると、この映画は『エンペラー(原題) / Emperor』というタイトルで、日本の降伏後、アメリカのダグラス・マッカーサー元帥が昭和天皇を戦犯として追及しない決定をしたことなど、戦後の史実をもとにして描くドラマ。プロデューサー陣には、映画『ラスト サムライ』の奈良橋陽子、『シュアリー・サムデイ』の野村祐人が加わっている。
映画は、マッカーサー元帥の部下として天皇制や昭和天皇の処遇についての任務を任された日本専門家、ボナー・フェラーズを中心に描き、フェラーズの日本人女性との恋愛も織り込まれていく。ウェーバー監督は、「知的で人間的で、感情豊かな脚本に魅了された。ひとつの時代が変化し、古い政治制度への報復を求めるという時代だった。これは現代にもよく似た時代だといえる。映画は、政治スリラーのなかに壮大なラブストーリーが組み込まれていて、とても魅力的なんだ」と語っている。撮影は2012年1月から日本とニュージーランドで開始される予定。キャスティングはまだ決まっていないが、『ラスト サムライ』や『硫黄島からの手紙』に続き日本人俳優のハリウッド作品への出演が期待できそうだ。(竹内エミコ)