中谷美紀、生田“源氏”と二人きりでドキドキ!平安神宮初の映画イベントを開催!!
2日、映画『源氏物語 千年の謎』ワールドプレミアイベントが行われ、華麗な和装を身にまとった生田斗真と中谷美紀が、特別にライトアップされた京都・平安神宮の応天門に、牛車に乗って登場した。この日二人が乗った牛車は、映画の撮影のために制作された3,000万円相当の代物。光源氏を演じた生田は、撮影で牛車の乗り心地を体感していたが、紫式部を演じた中谷は、牛車に乗るのは、これが初めて。「外から牛車の中は見えませんが中からはよく見えるんです。人の秘密を覗き見るような不思議な気持ちがありましたね。また、自分(紫式部)が書いた物語の希代の貴公子、光源氏(生田)と二人きりで乗っているかと思うとドキドキしました」とコメントした。
この日、1895年の建立以来、史上初めての映画イベントを開催することになった平安神宮に、紺色の袴姿、クリーム地に白の笹模様があしらわれた着物姿で登場した生田と中谷は、その後、同日に京都市内3か所で連続して舞台あいさつを行うという史上初の試みにも挑戦。松竹、東映、東宝の直営劇場であるTOHOシネマズ 二条、MOVIX京都、T・ジョイ京都に集まった合計1,200人の観客に大歓声で迎えられた。
牛車の乗り心地について、「平安時代は牛車が主な移動手段だったと思いますが、乗り心地は… 正直あまり良くありませんでした(笑)。ただ、乗っているときは身が引き締まる思いでした。撮影中も使われたものなので、とても懐かしかったです」と語った生田は、本作の撮影で長期滞在した京都でのイベント開催に、「『ただいま』という気持ち」と感無量な様子。中谷も、「特別にライトアップされた平安神宮は、昼に見るよりまた一層きれいですね」と幻想的な雰囲気に魅せられた。
『源氏物語 千年の謎』には、生田と中谷のほか、窪塚洋介、東山紀之、真木よう子、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋、田中麗奈、榎木孝明、甲本雅裕、尾上松也、東儀秀樹、佐久間良子らが出演。高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」を原作に、映画『愛の流刑地』の鶴橋康夫監督が、現実と紫式部が書く「源氏物語」の世界を交錯させ、「紫式部はなぜ『源氏物語』を書かなければならなかったのか」に迫ったこれまでにない「源氏物語」を仕上げた。生田は「日本が誇るべき『源氏物語』を京都から世界に発信することができてうれしいです。世界中の人に観てもらい、日本の美しさを再確認してもらいたいです」、中谷は「こんな時勢だからこそ特に、皆さん愛国心の高まっている時期かとも思います。日本が誇る『源氏物語』という作品をこうして届けることができてうれしく思います。この作品を観て、日本に生まれてよかったと心から思えました」とそれぞれ映画をアピールした。(編集部・島村幸恵)
映画『源氏物語 千年の謎』は12月10日全国公開