劇団四季「キャッツ」横浜公演2周年&日本上演28周年達成!驚異のロングラン記録をキャッツがお祝い!
11日、横浜のキヤノン・キャッツ・シアターにて、劇団四季のミュージカル「キャッツ」が横浜公演2周年を迎えたことを記念する特別カーテンコールが実施された。24匹の猫たちが華麗なパフォーマンスを披露し、会場は祝祭ムードに包まれた。
本作は、ノーベル賞受賞作家T・S・エリオットが、1939年に出版した詩集『ポッサムおじさんの猫とつき合う法』を基に、「オペラ座の怪人」「ジーザス・クライスト=スーパースター」などで知られるアンドリュー・ロイド・ウェバーが曲をつけ、ミュージカル化した作品。1981年にロンドンで初めて上演されて以降、世界各国でロングラン上演を重ねている。
本日の特別カーテンコールでは、まず場内が暗転。荘厳な鐘の音が響き渡った。すると猫たちが全員舞台上に登場し、劇中歌「ジェリクルソング」の讃美歌部分を披露。観客が音色に酔いしれていると、出演者代表として、「つっぱり猫」のラム・タム・タガーを演じた田邊真也が舞台中央に歩み出て、「本日、『キャッツ』横浜公演は上演2周年を迎えました。これからも1日も長く、横浜公演を続けられるよう、『キャッツ』は毎回の舞台を誠心誠意務めてまいります」とあいさつすると、会場からは大きな拍手が起こった。その期待に応えるように、猫たちは劇中歌「ジェリクル舞踏会」に合わせて歌い踊り、最後、2周年YOKOHAMAのオブジェの前でポーズ。大感激の会場からは、いつまでも拍手が鳴り響いていた。
日本では1983年11月11日、東京・西新宿で初演を迎えたミュージカル「キャッツ」。その後28年にわたって合計9都市で公演が行われ、10月28日には、総公演数8,000回を達成し、7,485回のブロードウェイ公演回数記録を塗り替えた。雨が降っていたにもかかわらず、本日の会場には1,100名の観客が集まり、満席状態。わざわざこの日のために駆け付けたという長年のファンも多く、猫たちと共に横浜公演2周年、そして日本上演28周年を祝っていた。(取材・文:尾針菜穂子)
劇団四季ミュージカル「キャッツ」はキヤノン・キャッツ・シアターにて上演中