レオナルド・ダ・ヴィンチをアクション・ヒーローにする企画、ワーナーに続きユニバーサルも着手
イタリアのルネサンス時代を代表する芸術家として知られるレオナルド・ダ・ヴィンチをアクション・ヒーローとして主人公に据えた映画を、米ユニバーサル・ピクチャーズが企画しているとバラエティーが報じた。
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レオナルド・ダ・ヴィンチといえば、「モナリザ」「最後の晩餐」などの名画を残した芸術家として有名な人物。一方で科学や技術への関心も高く、ヘリコプターといった飛行装置や、機関銃などの軍事関連技術のアイデアを残したことでも知られている。「万能人」といわれる彼の才能は映画界でも人気が高く、『ダ・ヴィンチ・コード』や公開中の『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』などしばしばその名が登場する。
バラエティーによると、ユニバーサルは、そんな彼がアクション・ヒーローとして活躍する作品を企画しているとのこと。タイトルは、ズバリ『レオナルド(原題) / Leonardo』となっており、ヨーロッパのルネッサンスを暗黒時代に戻るのを防ごうとする、若き日のレオナルドの冒険を描く。製作は『ダイ・ハード』『ウォッチメン』などにかかわったローレンスとチャールズ・ゴードン兄弟が務める。
天才芸術家をアクション・ヒーローにする試みとしては、米ワーナー・ブラザーズが、彼が秘密結社のメンバーとなり、悪魔と戦う冒険へ旅立つ作品を企画していることが昨年報じられている。その後目立った続報がない中、ユニバーサルの企画が順調に進めば、ダ・ヴィンチ・アクション映画の先鋒となるかもしれない。もし作品がヒットして続編製作となれば、偉大な芸術家がジョン・マクレーンのようなキャラクターとして映画界に君臨するかも!?
また、若き日のレオナルドを描く映像作品として、テレビシリーズの企画も進んでいるとのこと。こちらは『ダークナイト』の原案を務めたデヴィッド・S・ゴイヤーが脚本を手掛ける8エピソードの作品でタイトルは「ダ・ヴィンチズ・デーモンズ」。ペイチャンネルStarzにおいて、2013年の放送を予定しているという。(編集部・入倉功一)