ミュージカル「スパイダーマン」のジュリー・テイモア監督がプロデューサーを告訴
ブロードウェイ・ミュージカル「スパイダーマン」のジュリー・テイモア監督が、ロイヤリティーの支払いをめぐってプロデューサーを告訴した。
テイモア監督は、自身の作り上げたショーの支払いがされていないとして、プロデューサーのマイケル・コールとジェレミア・J・ハリスに対して100万ドル(約7,780万円)の支払いを求めている。ミュージカル「スパイダーマン」は、製作の遅れや事故によるキャストの怪我、プレビューでの不評といったトラブルに見舞われ、3月に予定していた開幕が6月までずれ込んだ。こうしたトラブルを受け、テイモア監督は今年3月に解雇されたが、テイモア監督は、解雇以降も自分の作ったものが使われ続けている、と主張している。一方プロデューサー陣は声明のなかで、「テイモア監督には、彼女の貢献に対してきちんと報酬を支払っている。裁判ですべて証明され、解決するだろう」と語っている。(竹内エミコ)