オレゴン在住の男性が、写真を無断で使用したとして、『スリーデイズ』の製作会社を告訴
ラッセル・クロウ主演、ポール・ハギス監督のサスペンス・アクション『スリーデイズ』に、許可なく写真が使用されたとして、製作会社のライオンズゲートが訴えられている。
ウェブサイトThe Wrapによれば、訴訟を起こしているのは、ビラル・アフメッドという、オレゴン在住の男性。映画の中で、彼の写真が、オサマ・ビンラディンを含む、実際のテロ容疑者や脱走者として知られる人物たちの写真にまざって、指名手配中の脱走者として、無断で使用されていると主張しているという。
アフメッドによれば、彼の写真は、予告編で1回、本編で4回登場しており、このことにより、将来のキャリアにマイナスとなり、彼の評判を損ない、精神的な苦悩と苦痛を与えられたとして、賠償金と興行収入の0.1%の合計301,000ドル(約2,408万円)と、弁護士代及び訴訟費用を請求していると言う。(1ドル=80円で換算)
公式予告編を確認してみたところ、ラッセル・クロウ演じるジョンの写真と並んで、パソコンの画面上に現れる写真が数枚ある。長さにして1秒以下で、一時停止しなければ影像の詳細を認識するのは難しいが、この中の一人がアフメッド氏だと言うのだろうか。真相の解明を待ちたい。(鯨岡孝子)