モダン・ジャズの帝王、マイルス・デイヴィスの伝記映画の制作が本格的に始動!
映画『ソウル・フード』や『ノトーリアスB.I.G』などで注目を集めた黒人監督ジョージ・ティルマン・Jrが、モダン・ジャズの帝王、マイルス・デイヴィスの伝記映画『マイルス(原題) / Miles』を監督することがハリウッド・リポーターによって明らかになった。
マイルス・デイヴィスが音楽を担当した映画『死刑台のエレベーター』場面写真
これは、映画『カリートの道 暗黒街の抗争』のニック・レインズとゲッド・ディッカーソンが企画している伝記映画で、マイルス・デイヴィスの息子グレゴリー・ディヴィスが執筆した「ダーク・マガス:ザ・ジキル・アンド・ハイド・ライフ・オブ・マイルス・デイヴィス(原題)/ Dark Magus : The Jekyll And Hyde Life of Miles Davis」を基に製作を進めているようで、すでに脚本家アイザック・ファーガソンがその脚本を執筆し、さらに現在その脚本を改稿しているようだ。
マイルス・デイヴィスは約50年間も音楽界の中心人物として君臨し、斬新なトランペット演奏を通して、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーン、ギル・エヴァンス、セロニアス・モンクらとどもに演奏をしてきた。一時期、麻薬の問題で仕事に支障を来した時期もあったが、1991年に亡くなるまで音楽界に多大な影響を与えた。
ちなみに、この映画以外にも俳優ドン・チードルが、随分長い間マイルス・デイヴィスの映画を企画しているが、いまだに制作されていない。
マイルス・デイヴィスの息子グレゴリー・ディヴィスも、ジョージ・ティルマン・Jr監督には信頼を置いているようで、はたしてどのような映画ができるか楽しみだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)