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山本太郎、同居の母も共に戦う!千葉麗子も12歳の息子と戦う!リスクは覚悟の上!原発国民投票、条例制定活動開始!

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「原発」都民・市民投票実施に必要な条例制定を首長に求める直接請求代表者となることを宣言した山本太郎
「原発」都民・市民投票実施に必要な条例制定を首長に求める直接請求代表者となることを宣言した山本太郎

 市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」が12月1日から東京都と大阪市で開始する「原発」都民・市民投票実施に必要な条例制定を首長に求める直接請求署名活動を前に、12日、東京・水道橋YMCAアジア青少年センターで決起集会を行った。会場には東京の請求代表者を務める俳優・山本太郎小林聖太郎監督、元タレントでヨガ・インストラクターの千葉麗子ら約300人が集結した。

 同グループは福島第一原発事故以降の脱原発・反原発の運動が高まる中、原発の未来をどうするか? という判断を、電気の大量消費者である国民自らが決定権を持つべきだとして、ジャーナリストの今井一を事務局長に今年6月に発足。インターネットなどを通して賛同者を募り、着々と準備を進めてきた。 

 そんな中この日は、住民投票実施の第一歩である条例案と請求の趣旨、請求代表者が確定したことを報告。ただし請求代表者は自宅の住所を書類に明記して選挙管理委員会に提出しなければならないことから、著名人である山本太郎はサポーターとして活動の顔役になってもらうことを考えていたようだ。

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 しかしこの日、山本自ら「ちょっと待った! 確かに先日その話を聞いて、マンションの部屋番号まで表示しなければならない事にビックリしましたよ。僕は今、一人で暮らしているのではなく、母もいますからね。そこにややこしい人が来る可能性もあるじゃないですか。でも、母に告げたら『そりゃ、やるしかないやろ』と言われました」とリスクを覚悟の上で請求代表者となることを宣言。同じく、請求代表者となる千葉も「私は何も隠すことがないから、12歳の息子と戦います。全然OK!」と元気に決意を表明をした。

 今後の流れとして、署名を集める受任者やサポーターを募る一方で、必要書類を選挙管理委員会に提出。12月1日から街頭などで署名活動を行い、約2週間で有権者数の50万の1以上の署名(東京で約22万人以上、大阪で約4万5,000人以上)を集めることになる。その後も、選挙管理委員会の審査や、都議会・市議会での審議など、住民投票実施までには難関が待ち受けている。中でも、同グループが提出予定の「国民投票の実施手続市民案」では投票権のB案として「年齢十六年以上の日本国民および永住外国人は、国民投票の投票権を有する」と記していることから、この日行われた記者会見では「都議会で条例案が審議される場合、原発の問題以外のこの部分で、議員側と摩擦を起こすのではないか?」との指摘もあった。しかし今井は「私たちが理想とする条例案を書き込んだだけであって、最初から妥協するような条例案を作るつもりはなかった。実際、永住外国人に投票権を与えているところはあるし、長野県平岩村では15歳以上を認めた例もある。もし、これがダメで(国民投票を)否決して、都民が決めるのがダメだというのなら、誰が(原発問題を)決めればいいのかハッキリ言って欲しい」とヒートアップ。その白熱する議論をなだめるかのように小林監督は「この(住民投票が)可決されるか否かを見守るのも意義があるが、その前に、署名をする・しないで話し合うことにも意義がある。それが民主主義だと思う」と参加者に語りかけた。

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 また会には、2000年に徳島・吉野川第十堰可動化計画の賛否を問う住民投票が行われた際、住民投票の会の代表世話人を務めた住友達也や、佐賀・玄海原発プルサーマル計画導入を巡って同じく住民投票に持ち込んだ「NO!プルサーマル佐賀ん会」共同代表の満岡聡ら“先輩“たちが応援に駆けつけた。さらにこの日の最年少参加者である15歳の青年がマイクを握り「原発を巡っては、たくさんのお母さんが『子供が大変だ』と訴えているけど、当の子供たちが声をあげてない。そこで僕は、子供が声をあげるべきだと思い、ここに来ました。僕達を(運動に)使って下さい。一緒に日本を変えましょう!」と大人顔負けのスピーチで盛り上げる一幕もあった。

 最後に千葉は「大事な事をバカな政治家たちに任せていないで、自分たちで意思を決定して未来へ繋げる。その一つ目として原発問題は重要な事だと思う」と訴えた。続いて山本も「3.11があって、この国の正体がはっきりしたと思う。僕を含めた無関心がこの国を創り上げてしまったのではないかと反省しています。高線量地域に子どもたちを住まわせて安全だと言って、(被災者を)切り捨てるんですよね。原発を再稼働させるにも地元の意見は関係ないと住民の声を無視したり、平気で外国に売り渡したり。やっていることはめちゃくちゃですよ。TPPだって日本を海外に売ったんですよ! あのどじょうさん(野田佳彦首相)は。そんな人たちが国民投票について、『プロフェッショナルに任せておけ』とか言っている記事を読みましたけど、どこがプロフェッショナルなんですか! そういうプロに任せていたからこそ、こういう世の中になった。国民投票は一番簡単なことですよ。被ばくしながらデモとかのリスクを背負うワケじゃない。署名をお願いして、集めて提出する。こんなスマートな脱原発の仕方があったのかと思った。僕も一生懸命頑張ります!」と力強く活動に全力を尽くすことを誓った。(取材・文:中山治美)

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