自傷行為や虐待、近親相姦…過激な内容で公開危機!『終わらない青』一夜限定アンコール上映決定
リストカットや虐待など現代社会の問題に真っ向から挑み公開が危ぶまれた問題作『終わらない青』が、一夜限定でアンコール上映されることがわかった。
女子高生・楓(水井真希)を主人公に、目を背けがちな社会問題がつぶさに描き出される『終わらない青』。実夫からの虐待や近親相姦、母はうつ病という家庭環境で心のバランスを保つために日常的に行われるリストカット……。楓のおなかには新たな命が芽生え、必死に守ろうとする中、父親の虐待はエスカレートしていく。本作で監督・脚本・撮影を手掛けた緒方貴臣は、「この作品をきっかけに自傷行為者への偏見や無関心による悲しいニュースが少しでも減ることを願います」と作品に込めた思いを明かしている。
2010年沖縄映像祭準グランプリを獲得した話題作『終わらない青』だが、内容の過激さゆえ劇場公開すら危ぶまれていた。しかし、今年6月に無事公開され、その反響の大きさから12月3日にアンコール上映されることが決まった。一夜限定につき、興味のある人は見逃さないよう注意が必要だ。(編集部・小松芙未)
映画『終わらない青』は12月3日にアップリンク・ファクトリーにてアンコール上映