ジェラルド・バトラー、赤道ギニアのクーデターを描く映画で主演へ
ジェラルド・バトラーが、アフリカの赤道ギニア共和国で2004年に起きたクーデター計画について描く映画で主演に名前が挙がっている。
Deadline.comによると、この映画は、実際にギニアで起きたクーデター未遂事件を描くもので、ジェラルドは、計画を立てたイギリス特殊部隊SASの元兵士、サイモン・マンを演じる予定。監督には、リドリー・スコットの名前が挙がっている。
サイモン・マンは、赤道ギニアで政権に就いていたンゲマ大統領を追放するクーデターを計画したが、発覚し、ほかの64人の傭兵とともにジンバブエで逮捕された。裁判では、資金を提供した援助グループの名前を詳しく語ったが、そのなかにはイギリスのサッチャー元首相の息子、マーク・サッチャー氏も含まれていた。サッチャー氏は有罪となり、拘束された南アフリカの裁判所で有罪判決を受けたが、後に釈放されている。一方マンは、赤道ギニアの刑務所で34年の禁固刑を言い渡されたが、人道的理由から恩赦を与えられ、3年で出所した。(竹内エミコ)