ザ・クラッシュの元フロントマン、ジョー・ストラマーの伝記映画が製作へ!女優ジュリー・デルピーが監督!
ザ・クラッシュのフロントマンとして知られ、2002年に50歳の若さで亡くなったジョー・ストラマーの伝記映画の製作が企画されているとバラエティーが報じている。監督を務めるのは。フランスの女優で、『パリ、恋人たちの2日間』などで監督業にも進出しているジュリー・デルピーだ。
ジョー・ストラマーの晩年を描いた映画『レッツ・ロック・アゲイン!』場面写真
ジョー・ストラマーは、1970年代にザ・クラッシュを結成。アルバム「ロンドン・コーリング」の大ヒットで一躍パンク・ロックを代表する存在となり、その音楽とバンドとしての方向性は、今に至るまで多くのロックバンドに大きな影響を与えている。1985年のザ・クラッシュ解散後、ジョーは音楽界にとどまらない活躍を見せ、セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ビシャスとその恋人のナンシーの壮絶な恋愛もようを描いた映画『シド・アンド・ナンシー』の劇中音楽を手掛けたほか、ジム・ジャームッシュ監督の『ミステリー・トレイン』、アキ・カウリスマキ監督の『コントラクト・キラー』などに俳優として出演している。
バラエティーによると、そんな映画とも縁の深いジョーの伝記映画を企画しているのはフランスの女優ジュリー・デルピー。ジョーの生涯のどの部分をどのように映画化するのはまだ伏せられたままだが、ジュリーはこれまで自身が監督を務めた作品すべてで主役級の役柄を務めており、それは本作でも例外ではないようだと同サイトは報じている。
ジョーが、同じくブリティッシュ・パンクの雄であったセックス・ピストルズのシド・ビシャスの生涯を描いた『シド・アンド・ナンシー』で音楽を手掛けたように、音楽ファンからしてみれば、ジョーの伝記映画にはそれ相応のミュージシャンに参加してもらいたいはず。後世のミュージシャンに影響を与えたザ・クラッシュの音楽的遺産が、ジョーの伝記映画の音楽という形で結実する日も遠くないかもしれない。(編集部・福田麗)