フランシス・フォード・コッポラ監督、『ゴッドファーザー』続編を作ったことを後悔?
巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、名作『ゴッドファーザー』について第2作、第3作を作ったことを後悔しているようだ。
『ゴッドファーザー』シリーズは、映画ファンや批評家たちから常に「ベスト映画」として名前の挙がる作品。コッポラ監督の代表作だが、ロサンゼルスでTMZのカメラマンから、このシリーズを再び作るつもりはあるかと質問されると、コッポラ監督は「1作だけにしておくべきだった」とコメント。第2作は第1作以上の人気を得ているだけに、ファンにとっては意外な言葉が飛び出した。
『ゴッドファーザー』は1972年に製作され、イタリア系移民のヴィトー・コルレオーネとその一族の物語が多くのファンをひきつけた。アカデミー賞では作品賞、マーロン・ブランドの主演男優賞など3部門を受賞。続編の第2作『ゴッドファーザー PARTII』は1974年に作られ、前作でコルレオーネ一家を継いだマイケルの物語が展開する。こちらはアカデミー賞6部門で受賞、コッポラ監督も監督賞を受賞し、巨匠としての地位を固めた。そして第3作は第2作から16年を経た1990年に製作され、マイケルの晩年を描いていく作りとなっている。第3作は前2作ほどの評価を得ていないものの、コッポラ監督の娘であるソフィア・コッポラがマイケルの娘役として出演し、その後ソフィアの映画界のキャリアの礎ともなった。(竹内エミコ)