水野美紀主演!妖艶&スタイリッシュなSF時代劇『KARAKURI』でしなやかで華麗な本格的殺陣を披露!
映画『恋の罪』が公開中の女優・水野美紀が、和風SFアクション『KARAKURI』でスタイリッシュな和風衣装に身を包み、お得意のアクションを披露している。
『恋の罪』で園子温監督作品に出演するなど、近年役者として表現の幅をさらに広げている水野。その一方、マーシャルアーツを習い「倉田アクションクラブ」で修行を積むなど、本格派アクション女優としての評価も高く、その腕前は『恋人はスナイパー 《劇場版》』や『ハード・リベンジ、ミリー』などでも確認できる。そんな彼女が出演する本作は、架空の未来の日本を舞台にした純和風SFアクションということで、20分の短編ながら、その腕前を存分に発揮し華麗にアクションシーンを彩ることになりそう。着物デザイナーが手掛けたという、和の雰囲気を持ちつつ、未来的でスタイリッシュな衣装姿も美しい。
メガホンを取ったのは、総制作費300万円という低予算ながら、本作的なエンターテインメント作品として注目された、2007年の映画『キヲクドロボウ』で山岸謙太郎監督と共同監督を務めた石田肇監督。製作総指揮を務めた山岸監督によると、水野は、自主制作映画でありながら「殺陣を美しく演じられる女優」をと熱望する石田監督の願いと、新しい「和の美」を表現するというコンセプトに快く出演を快諾し、複雑な殺陣も数日のけいこでマスター。撮影は、12月の底冷え激しい京都で連日連夜行われ、その映像にCG加工を加えることで、日本が西洋文化に染まらず、和の心に忠実に進化しつづけたら……という、特異な世界観が創造されたという。
公開にあたっては、山岸監督が手掛けた新作『イヤータグ』も同時上映。横浜を舞台に、連続猟奇殺人事件を捜査する二人の刑事の姿を追ったサスペンス映画で、主演は1994年から翌年にかけて放映された特撮ドラマ「ブルースワット」に出演し、その後もドラマや舞台で活躍する正木蒼二。こちらは現代が舞台だが、1960年代の刑事ドラマやノワール作品を匂わせるダークな映像により、退廃的な世界観を構築している。正木は『KARAKURI』にも出演し水野と流れるような殺陣を披露する。
水野のファンにとっては、スクリーンで本格アクションを披露する彼女を存分に楽しむことがでそうな期待の一本。また『キヲクドロボウ』に続く、インディーズ映画であることを意識させないよう工夫された、スケール感ある映像にも注目したいところだ。(編集部・入倉功一)
映画『KARAKURI』『イヤータグ』は12月14日~16日渋谷アップリンクファクトリー、11月28日~12月2日大阪シアターセブンで連日19:30上映(大阪では12月3日に15:30と18:00の回あり)
11/3(土) 15:30/18:00