『リング』『呪怨』ハリウッドリメイク版のプロデューサー、ロイ・リーが仕事をしたい監督は、黒沢清
映画『リング』『呪怨』や、映画『インファナル・アフェア』のハリウッド版『ディパーテッド』など、アジア映画リメイクの名プロデューサーとして知られるロイ・リーが、ウェブサイトcollider.comの取材に対し、一緒に仕事をしたいとずっと思っているのは、黒沢清監督だと語っている。
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しかし、黒沢監督のホラー作品のファンであるらしいリーは、彼が最近はホラーを手がけていないとコメント。さらに、昨今の日本のホラー映画の状況について、「最近は明らかに数が減っている。作られているものもあるにはあるが、90年代後半に中田秀夫や清水崇、三池崇史監督が生み出した作品のような評価は受けてはいない」と述べている。
現在は、リーが製作を手がける清水崇監督の新作で、太平洋を横断する飛行機の乗客たちが体験する超常現象を描いた『7500(原題)』の撮影中。この後にはスパイク・リー監督によるハリウッド版『オールドボーイ』の撮影が控えている。今後も、ロイ・リーがどのような映画をアジア映画界から発掘し、ハリウッド作品に化けさせていくのか楽しみだ。(鯨岡孝子)