生田斗真「光源氏のようにたくさん恋がしたい」と本音をポロリ!観世能楽堂に1,000万円の衣装で登場し雅楽の舞を華麗に披露!
30日、生田斗真が主演する映画『源氏物語 千年の謎』のイベントが渋谷の観世能楽堂で行われ、生田が1,000万円の豪華衣装を身にまとい、劇中に登場する舞を披露。集まった女性ファンをうっとりさせた。同イベントには本作で踊りや雅楽を担当し、一条天皇役で出演した雅楽師の東儀秀樹も参加した。
女性を中心とした日本文学を学ぶ大学生300名が集まった能楽堂の舞台に、製作費1000万円の豪華衣装を身に付けた生田は、マスコミの写真撮影すらも一切禁止された静まりかえった場内に、衣擦れの音だけを響かせて颯爽(さっそう)と登場し、鳴り響いた音楽に合わせて本作にも登場する雅楽の舞「青海波(せいがいは)」を優雅に披露。黄金の太刀や華麗な兜(かぶと)を身に付けた重々しい衣装から、生田が端正な顔立ちをのぞかせて踊る絵巻物のようなシーンに、観客はうっとりした表情でみとれた。
生田は、「わたしのような一般人が立てる舞台ではないので少しだけ不安を抱えながら披露しました」と謙遜(けんそん)しつつ、「衣装は重く暑いので今すぐにでもシャワーを浴びたい」と舞を披露した苦労を語った。一方、指導にあたった東儀は「がんばってくれた。リズムを身に付け雅(みやび)な世界を表現してくれた」と語り、「これから雅楽師になっちゃえば」と手放しで絶賛。
また、稀代のプレイボーイ「光源氏」を演じた生田に対し、観客の学生から、「もし本物の光源氏だったらどうしますか?」との質問も。生田は「光源氏はたくさん恋をしましたが、悲しい人生を背負った人です」と熟考した末に大汗をかきながら、「やっぱりたくさん恋がしたいですね。このような魅力的な人物に近付きたいです」と本音を語った。
同イベントではほかに、雅楽師で本作の踊りや雅楽を担当した東儀が、「平安時代の美学の一つを楽しんでいってください」と雅楽器のレクチャーを行い、その透き通った音色を披露。「紫式部が聞いていたのと全く同じ音色です」と話し、観客を魅了した。
『源氏物語 千年の謎』は、高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」を原作に、映画『愛の流刑地』の鶴橋康夫がメガホンをとった歴史ミステリー。紫式部が描く物語と現実の世界を織り交ぜ、古典小説「源氏物語」の誕生秘話に迫る。中谷美紀、真木よう子、多部未華子、芦名星など女優陣が平安絵巻の豪華衣装で登場するところも見どころ。(取材・文:池田敬輔)
映画『源氏物語 千年の謎』は12月10日全国公開