三浦友和、次男で俳優の三浦貴大と照れくさそうに初ツーショット!次男との会話にも思わず父の顔が!
3日、丸の内ピカデリーで映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』初日舞台あいさつが行われ、三浦友和の次男である俳優の貴大がサプライズで登場、本作主演の三浦と貴重な初ツーショットを披露した。この日はほかに余貴美子、小池栄子、中尾明慶、吉行和子、蔵方政俊監督、そして製作総指揮を務める阿部秀司も出席した。
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この日の会場は、雨にもかかわらず超満員。そんな中で行われた初日舞台あいさつで驚きのサプライズが起きた。司会者から「シリーズ第1弾『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』からこの方が来てくださいました! 三浦貴大さんです!」と言うや、舞台上手から、三浦の次男で俳優の三浦貴大が登場。何も知らされていなかったこの日の出演者たちは驚きの表情だったが、中でも三浦は特に目が真ん丸に。まずは、シリーズ第1弾『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』で助監督を務め、本作で監督デビューを果たした蔵方政俊と固い握手。続けて三浦のもとに近づき、ブレーキハンドルを手渡した。これは運転士から運転士へとブレーキハンドルを手渡す儀式があるということにちなんだ演出で、シリーズ第1弾から第2弾へとつなげていくという気持ちを込めたという。
突然のツーショットの実現にざわめく会場内。ステージ上の二人も照れくさそうな表情だ。「もうちょっと違った形で初共演をしたかったな」と残念そうな顔をする父に「すみません」と恐縮する貴大。「これ、テレビにも映っちゃうからな。でもありがとう。おどろきました」とコメントする三浦は、すっかり父の顔。貴大にとって、前作はデビュー作ということで、その思い入れもかなり大きかったようだ。「ここに来られてうれしいです。第1弾の代表で来ましたけど、今日は初日ということで本当におめでとうございます。(前作は)僕のデビュー作だったので思い出深く、ブレーキハンドルを握った時に涙が出そうになりました」と語る目はすでに涙でうるんでいた。
そして最後に「この映画をもし良かったと感じてくださいましたら、普段えいがを観ない、行かないという方々に。特にご夫婦の年配の方に映画をすすめていただけら。よろしくお願いします」とあいさつし、お辞儀をすると、貴大も父同様、深々とお辞儀。父子ともども思い入れの深い作品であるだけに、会場からは温かな拍手が二人に送られていた。
本作は、富山県の富山地方鉄道を舞台に、1か月後に定年を迎える運転士と、夫の人生を支えながらも自分の今後の人生について思い悩む妻の姿を描くヒューマンストーリー。主人公の運転士を三浦友和、妻を余貴美子が演じる。富山県ののどかな風景をバックに展開する温かみあふれるストーリーに、胸が熱くなる。(取材・文:壬生智裕)
映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』は全国公開中