岡本夏生、ゴージャスなウエディングドレス姿で登場! いつものハイレグと違い!?「布がいっぱいで温かいわ」
30日、映画『私だけのハッピー・エンディング』女性限定特別試写会イベントが秋葉原のアキバシアターで行われ、本作の宣伝隊長・岡本夏生が、映画をイメージしたウエディングドレス姿で登場、人生についてのガチトークを展開し、会場の女性たちを大いに沸かせた。
この日、岡本が地にサーモンピンク、表面にゴールドをあしらったイタリア製のウエディングドレスで登場すると、会場からは「きれい!」とため息が漏れる。しかし岡本は、46歳とは思えない完ぺきなスタイルでドレスを着こなしているにもかかわらず、「このゴールドが若干『バブル岡本』っぽいでしょ。いつもはハイレグばっかりだから、布がいっぱいあって今日は温かいわ」と笑いを誘う。さらに左手の薬指にはめている指輪をかざすと、「20数年前にワイハ(ハワイ)で買いました。いつか使うだろうと思っていたけど、その機会がなかったので、今自分ではめました」とわざわざ暴露、サービス精神を発揮する一幕も。
映画は、30代のキャリアウーマンががんに侵され、余命宣告を受けてしまうところから始まる。すでに4回も本作を観たという岡本は、「人間何が起こるかほんとにわからない。この作品の主人公のようなことは、誰でも起こりえる」と共感たっぷり。自身も9月に胆石で入院した経験から、「もうちょっと頑張れる、もっともっとと欲張っているうちに、体が悲鳴を上げていることもある。そのサインに気づかない場合も多い。でも自分の命を守るのは、自分しかいないんです。命に関わることだけが、唯一取り返しがつかないんですよ。だからこの映画を観て、検診にいってみようかな、食生活を変えてみようかな、と思うきっかけになったらいい」と説得力十分に語る。
そして最後に、「もし主人公みたいに、半年しか生きることができないって、言われたら、激痛の走る治療を続けていくより、残された日を精いっぱい生きていくほうがいいな。同じ日は二度と来ないから、毎日しぼんでいたらもったいない。前に向かって進んでいきましょう!」と鼓舞すると、集まった観客も大きくうなずいていた。
映画『私だけのハッピー・エンディング』は、突然がん告知を受けたのをきっかけに、自身の人生を見つめ直すようになる女性の姿を描く作品。ヒロインは『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソン、その恋人に『バッド・エデュケーション』のガエル・ガルシア・ベルナル。全米批評家協会特別賞受賞、2005年のカンヌ国際映画祭監督週間に選ばれるなど、国際的に高い評価を受けているニコール・カッセル監督がメガホンを取り、女性らしく、繊細(せんさい)で優しいラブストーリーに仕上げた。(取材・文:尾針菜穂子)
映画『私だけのハッピー・エンディング』は12月17日より新宿ピカデリーほか公開