米の大人気教育番組「セサミストリート」がアフガニスタンでデビュー!
1969年にアメリカで誕生して以来、これまで150以上の国と地域で愛され続けている子ども向け教育番組「セサミストリート」が、アフガニスタンでデビューを果たした。
ウェブサイトCNNエンターテイメントによれば、番組は、“セサミ・ガーデン”を意味する「Baghch-e-Simsim」というタイトルで、「セサミストリート」の非営利番組制作団体のセサミワークスと、アフガニスタンのテレビ局TOLO TVとLEMAR TVが共同で制作する。
エルモやクッキーモンスター、ビッグバードなどのオリジナルのキャラクターたちが繰り広げるエデュテイメント的パートに加え、ローカル制作されたアニメ映像を組み合わせた内容で、米政府とセサミワークスの発表によると、「読み書き能力、算数、就学準備、生活スキルといった基本要素に加え、女子の教育、社会に存在する多様性、文化に対する意識などの側面を子どもたちにアピールしたい」と述べられている。
番組は26エピソードにわたり、そこにはアフガニスタンの伝統や文化、その他国の都市や田舎の生活を紹介した2、3分のアニメ映像13本が含まれている。アフガニスタンで話されているペルシャ語で公用語であるダリー語と、アフガニスタンやパキスタンの西部に住むアフガン人の話すパシュートー語の両方で放映される。(鯨岡孝子)