『ピンク・フラミンゴ』の異才ジョン・ウォーターズ監督が、2011年の映画ベスト10を発表!
映画『ピンク・フラミンゴ』や『ヘアスプレー』などでおなじみの映画界の異才ジョン・ウォーターズ監督が、2011年の映画ベスト10を発表したことがFirstshowing.comによって明らかになった。
過激なコメディ作品を制作したり、悪趣味(バッド・テイスト)文化に大きな影響を与え、日本でもカルトファンのいるジョン・ウォーターズ監督が毎年選ぶベスト10作品の中で、今回輝く1位となった作品は、ペドロ・アルモドバル監督の新作『ザ・スキン・アイ・リブ・イン(原題) / The Skin I Live In』、2位はトッド・ヘインズ監督のテレビドラマ「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償 / Mildred Pierce」、3位はジョン・チュウ監督の『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー / Justin Bieber : Never Say Never』だそうだ。
その他の順位は下記の通り。
4位 『ハデウェイヒ(原題)/ Hadewijch』 ブリュノ・デュモン監督
5位 『カブーム(原題)/ Kaboom』 グレッグ・アラキ監督
6位 『もしもぼくらが木を失ったら / If a Tree Falls : A Story of the Earth Liberation Front』 マーシャル・カリー監督、サム・カルマン監督
7位 『ツリー・オブ・ライフ』 テレンス・マリック監督
8位 『アイム・グラッド・マイ・マザー・イズ・アライブ(原題)/ I'm Glad My Mother Is Alive』 クロード&ナタン・ミレール監督
9位 『あの頃、僕らは‐いま語られるエイズの記憶 / We were Here : Voice from the AIDS Year in San Francisco』 デヴィッド・ワイスマン監督、ビル・ウェバー監督
10位 『ブンミおじさんの森』 アピチャッポン・ウィーラセタクン監督
3位に『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー / Justin Bieber : Never Say Never』の作品が入っているのがかなり意外だが、彼がゲイであることを考えると、なんと納得してしまう。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『ブンミおじさんの森』、『ツリー・オブ・ライフ』の2作と、ペドロ・アルモドヴァル監督が人工皮膚の移植を開発する男を描いた作品を1位にするところは彼らしい選択だと思った。皆さんの今年のベスト10作品は、どのような映画だろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)