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「進撃の巨人」実写映画化!『告白』の中島哲也監督がメガホン!「これが最後の中島作品になるかも」

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中島哲也監督がこの巨人をどう料理するのか……
中島哲也監督がこの巨人をどう料理するのか……

 諫山創の漫画「進撃の巨人」が映画化され、実写映画として映画『告白』の中島哲也監督がメガホンを取ることがわかった。映画化されることは、すでに10月に発表されていたが、映画化されるというだけで詳細は一切不明だった。12月9日発売の6巻で累計発行部数660万部を突破する「進撃の巨人」は、2009年より月刊少年漫画誌「別冊マガジン」にて連載を開始した現在25歳の諫山の初連載漫画。次々と人間を食らう巨人によって、人間が追い詰められていくという設定で、「このマンガがすごい!2011」オトコ編1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2011」「第35回 講談社漫画賞 少年部門」「NEXTブレイク漫画ランキングBEST50」第2位など数々の漫画賞を席巻。話題の作品となっていた。

 最大50メートルの謎のヒト型怪物「巨人」が人間をムシャムシャと食らう衝撃の描写が描かれる「進撃の巨人」。その映画化が発表された際には、その映像描写の難易度から言って、実写化を懸念する声が上がっていた。しかし、今回メガホンを取るのは、映画『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』『告白』の中島哲也監督。作品ごとに興行収入を伸ばし、『告白』では、38億5,000万円を記録。日本アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞、脚本賞の3冠を果たしたほか、報知映画賞監督賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を受賞。もともとCMディレクターとして、数々のCMを制作してきた彼は、「オリジナル作品を作る予定はない」と断言しているのも特徴だが、自身で脚本も担当し、原作を生かし、映画として仕立てるその手腕に定評のある監督で、今の日本に彼以上に安心して原作を預けられる監督はいないと言える。そんな中島監督が、「進撃の巨人」実写映画化をオファーしたのは、2巻が発売された昨年夏頃。その後、数々のオファーも寄せられたが、原作者側は「大本命のオファーを一番初めにいただいてしまった」と映画化決定の経緯を明かす。

 今回、現在連載中の原作にはまだ謎も多い中の映画化となるが、中島監督と原作の諌山は、昨年12月1日の初面会から2か月に1回のペースで面会を行い、原作の中でまだ明らかにされていない部分、物語の核心について、綿密な話し合いを行っているという。52歳と25歳、親子ほど年の離れた中島との面会は、諌山にも良い影響を与え、今回の映画化は、原作のブラッシュアップにもつながっている。「最終的には特撮映画をやってみたい」と思っていたという中島監督は、「(これまでの中島哲也作品とは)何もかも違います。違い過ぎます。アクション映画もモンスター映画も莫大な予算の大作映画というのもわたしには初めての経験ですから。これが最後の中島作品になるかも」と謙遜(けんそん)しつつも、1966年公開の映画『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』で観た、人が捕食される衝撃を与える作品を、“平成ガメラシリーズ”を超える作品をと意気込んでいるという。

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 今回、「進撃の巨人」映画化について明かされたのは、中島哲也監督のメガホンで実写映画化されるということのみ。そのほかのキャストや巨人をどう描くのか、どれだけの製作費をつぎ込むのかなどについてはまったく明かされなかった。しかしそれは、原作の世界観の最良の表現を目指し、最大限の模索を続けるため。2012年、ゴールデンウイーク以降のクランクイン、2013年以降の公開に向けて、中島監督をはじめとした関係者たちが調整を進めている。(編集部・島村幸恵)

映画『進撃の巨人』は2013年以降公開予定

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