AKB48、トラブル対策のため「AKB110番」ブースを設置!「これはAKB48にとっての警察署のようなものだと考えてください」
AKB48のオフィシャルサイトにて、握手会などのイベント会場でのトラブルに対応するため、「AKB110番」というブースを設置することが告知されている。AKB48劇場の支配人である戸賀崎智信氏は、この処置について「AKB48にとっての警察署のようなものだと考えてください」「超えてはいけない線や守らなければいけないルールがAKB48にはあります」と経緯などを説明している。
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12月11日付の「AKB110番」と題されたブログで、戸賀崎氏は同日に行われる握手会イベントについて、会場内の警備を強化すると共に、「AKB110番というブースを設置して、会場内から頂いた通報メールに対して、その現場に急行して頂きます」と告知。これは、「昨今、規模も拡大し6万人を超える方が会場に足を運ばれ、様々な問題が起きております」というAKB48の人気が上がるにつれて増えていっているトラブルの対策であることを明かすと、どれほど注意しても不正行為をする人が後を絶たないことを例に挙げ、「このままでは『握手会の開催』が難しくなる可能性も出てきております。それは絶対に避けなければなりません。それは『握手会』がAKB48にとってなくてはならないイベントだからです」と設置に至った経緯を説明している。
「支えてくれているファンの皆様と実際に会うことの出来るこのイベントがなければ、途中で挫折をしていたメンバーも沢山いるでしょう。それを守る為にAKB110番を作りました。これはAKB48にとっての警察署のようなものだと考えてください」と戸賀崎氏の言葉が表す通り、「会いに行けるアイドル」というコンセプトでスタートしたAKB48にとって、握手会は決して欠くことのできないイベント。警備体制を強化したことと併せて、悪質なケースや犯罪行為があった場合は「一発で今後のイベントを出入り禁止処分(ブラックリスト入り)にします」と注意を呼び掛けており、今回のブース設置はトラブルの事後処理はもちろん、「また、この施策は出入り禁止処分にしなければいけない人が出ないようにする為のお願いです」と予防効果も期待されているようだ。
もちろん、いくらブレイクを果たしたとはいえ、ファンの応援があってこそのAKB48であること、そして大多数のファンもトラブルを望んでいないことは戸賀崎氏も重々承知している。「応援して頂ける気持ちは本当に嬉しいですが、超えてはいけない線や守らなければいけないルールがAKB48にはあります。そのルールの範囲で楽しむのが粋なAKB48ファンだと思っております」とコメントしており、今後のイベントでも同様の処置を取るかは明かしていないものの、人気の過熱ぶりを考えると、一層警備体制が厳重になることは間違いなさそうだ。(編集部・福田麗)