故・原田芳雄さんのデビューアルバムが初CD化!デビュー作でありながら「LAST ONE」と題した一枚!
今年7月に亡くなった原田芳雄さんのデビューアルバム「LAST ONE」が初CD化され、本日12月14日に発売された。1977年にリリースされた同アルバムは、俳優とはまた違う原田さんの魅力にあふれた一枚だ。
「LAST ONE」は、邦楽ロックバンドのファースト・アルバムをラインナップした「EMI ROCKS The First」シリーズ第2弾として発売。当時はレコードでのリリースだったため、今回が初CD化となる。全12曲を収録しており、その味わい深い歌声を記憶にとどめている人も多いはずだ。
40年以上にわたるキャリアを誇る原田さんが歌手として活動していたのは、1976年から1990年ごろまでの約15年。俳優としても『田園に死す』『ヒポクラテスたち』をはじめ、大河ドラマ「独眼竜政宗」などに出演していた時期であり、当時の原田さんのCDが今改めて世に問われることで、俳優としてだけでない原田さんの魅力が広まるのはファンとしてもうれしいところ。とりわけ原田さんが音楽活動をしていたことを知らない若い世代は、今回のCD発売を驚きをもって迎えるに違いない。
紙ジャケット仕様の同CDはリマスタリングされているほか、新規解説も付いてのリリースとなり、新規ファンを開拓することにもつながるかも? 普段はあまり音楽に親しむことのない映画ファンもぜひ聴いておきたい一枚だ。(編集部・福田麗)
CD「LAST ONE」は発売中 価格: 2,500円(税込み)