妊娠3か月の中西モナさん、不倫報道ですべてを失った当時の心境を激白！「終着駅は一つじゃない。そういう経験は100％栄養になります」

　今年6月に芸能界を引退して現在は本名で活動している中西モナさんが19日、MARUZEN＆ジュンク堂書店 渋谷店で著書「モナ 本当の私」の出版記念イベントのトークショーと握手会を行い、「山本モナ」時代の不倫報道や番組降板当時の心境を振り返った。

　「山本モナ」時代には輝かしい女子アナから一転、不倫報道や番組降板などですべてを失い、30歳にして人生のどん底も経験した中西さん。当時の心境について、「最初は周りが全部許せないし、どんどん気持ちも落ちてしまったこともありました」とネガティブな状態に陥った心境を告白。しかし、「そうしていても何も変わらないし、何かやっていかないといけないと思ったんです」とポジティブな気持ちを胸に前向きに進んできたという。そんな中西さんは、「本当にいろいろなことを考えて、今まで積み重ねてきたことはそのままじゃないんだなと感じたし、いろいろな道があると感じました」と現在に至る気持ちを明かす。

　さらに、真剣に聞き入る聴衆を前に、「最初は途方にくれるけど、必ず何かしら道があって、終着駅は一つじゃないんです。そういう経験は100％栄養になります」と力強く宣言。ポジティブな気持ちは自分だけでなく誰でも持てる語り、「前向きにとらえてプラスに変えていくのは、生まれ持った性格ではなくスキルです。発想の転換は、覚えてしまえばスキルとして習得できるんですよ」と悩める女性たちに熱くエールを送った。

　現在は芸能界を引退して「中西モナ」名義で活動しているが、今後は芸能活動にはとらわれず女性のためになる活動をしたいという中西さん。「どこまでが芸能活動になるかはわからないですが、女性のために力になれることをしていきたい。女性たちのプラスになるのであれば、何でもしたい」と意気込みを語った。

　また、この日は先月ブログで報告したおめでたにも触れ、現在妊娠3か月のおなかをなでながら、「わたしは女の子が欲しくて、主人は男の子が欲しいんです。でもどちらでもいいですね」とにっこり。本日挙式を挙げたタレントのほしのあきについても言及し、「（子どもが）生まれたら同級生なので、いろいろ情報交換とかしたいな」とほほ笑んでいた。

　「モナ 本当の私」は、今年6月に芸能界を引退して本名で活躍している中西モナさんが「山本モナ」として活動してきた35年間の激動の半生を振り返ったもの。仕事や人間関係、そして恋や不妊の悩みに至るまで、「山本モナ」「中西モナ」のすべてを赤裸々につづった一冊になっている。（取材・文：中村好伸）

書籍「モナ　本当の私」は日経BP社より発売中（税込み:1,365円）