サラ・ジェシカ・パーカーを直撃!スターが結集した新作『ニューイヤーズ・イブ』とは?
世界中で大ヒットしたテレビドラマ「SEX AND THE CITY」でおなじみのサラ・ジェシカ・パーカーが、年末に公開される予定の話題作『ニューイヤーズ・イブ』について語った。
サラ・ジェシカ・パーカー出演映画『ニューイヤーズ・イブ』写真ギャラリー
同作は、大晦日のニューヨークを舞台にした8組の家族やカップルの生き様を交錯させて描いたアンサンブル・キャストのロマンティック・コメディ作品。彼女のほかに、キャサリン・ハイグル、ザック・エフロン、ヒラリー・スワンク、ジェシカ・ビール、ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファーらが出演している。監督は、映画『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャルがメガホンを取っている。
サラ・ジェシカ・パーカー演じるキムは、反抗期の娘ヘイリーの子育てに手を焼いているが、母親でもあるサラはこのキムに共感が持てるのだろうか。「彼女にはそんなに共感が持てないわね。キムは、わたしとは違った子育ての過程にあって、シングルマザーでもあるの。わたしの息子は9歳で、双子の娘が2歳だから、まだ母親には側に居てほしい時期で、このキムとは正反対の環境にあると思うの。でも、子どもに必要な世話や娘に対する懸念などの点は共感できるわ。それに、キムの娘ヘイリーは、年頃の女の子で独立することを明確に伝えようとしているの。だから、あくまで安全やどこにいるかに関しては、キムに共感が持てるわ。ただ、この共感は子どもがどの年齢であっても、母親が気にすることではあるとは思うけれど……」と母親としての観点を話した。
ゲイリー・マーシャル監督との仕事について「彼は本当に素晴らしいわ。これほど多くの俳優たちが出演したのは、彼と共に仕事がしたいという理由からだったと思うの。そのうえ彼は熟練した経験があって、とても面白いわ。彼は何が面白いか理解していて、シーンによってはメモを渡してくれたり、手助けしてくれたことは、とても特別なものになったわ。それにチャーミングだから、どんな俳優でも彼の要求にしたがった演技をさせることもできると思うの。個人的には、彼の話を一日中聞いていられるわ!」とも語った。
この映画では大晦日の1日が描かれているが、サラは大晦日をどう過ごしているのか。「わたしたち家族は、いつもほとんど同じ親戚や仲間と過ごしているわね。だから、そんなに目新しいことをしているわけではないわ。それに大晦日は、自分の知人や愛している人たちと過ごしたいでしょ。だから、そんなに大きなお祝いをするわけではないの」と明かした。
「SEX AND THE CITY」の人気によって、普段の生活に支障をきたすことはあるか、との質問に「それほど支障はないわ。自分自身で制限して支障をきたす環境にしてしまうことはあると思う、けれどニューヨークに住んでいれば、常に外に出てストリートを歩いているでしょ。それ以外に方法はないし、そういう(普通)の生活をわたしは望んでいるわ。だから、買い物も自分で行って、子どもも学校に連れて行ったり、タクシーや地下鉄に乗ったりすることもあるの。そのため、支障きたすようなケースになるような制限してしまうことはないと思うわ」と、あくまで普通のニューヨーカーとして町を闊歩しているようだ。
サラは、映画内で共演したアビゲイル・ブレスリンが映画『リトル・ミス・サンシャイン』から一気に成長していることに驚かされたようだ。さらに、普段は子どもたちにユニクロのような衣服を着せていることも明かしてくれた。彼女の次回作は、声優に挑戦した映画『エスケープ・フロム・プラネット・アース(原題)/ Escape From Planet Earth』というアニメが控えている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)