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森田芳光監督の訃報に役所広司、松山ケンイチ、瑛太がコメントを発表 役所「自分にとって大切な監督でした」

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写真は森田監督の遺作となってしまった映画『僕達急行 A列車で行こう』より
写真は森田監督の遺作となってしまった映画『僕達急行 A列車で行こう』より - (C) 2012『僕達急行』製作委員会

 20日22時15分、急性肝不全のため、都内の病院で61歳の若さで亡くなった森田芳光監督の訃報を受けて、森田監督の代表作の一つ、『失楽園』に主演した役所広司、心ならずも遺作となってしまった『僕達急行 A列車で行こう』でW主演を務めた松山ケンイチ瑛太が、コメントを寄せた。

映画『僕達急行 A列車で行こう』場面写真

三人のコメントは、以下のとおり。

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【役所広司】
 市川森一さんの告別式の時に、森田監督の訃報を聞きました。ショックです。自分にとって大切な監督でした。また、森田監督作品に参加するのを楽しみにしていたのに、残念でたまりません。

【松山ケンイチ】
 この度の訃報とても残念に思います。今まで毎年のようにオリジナル作品を精力的に作られてきた偉大な監督。そのどれもが監督独特のせりふ回しや笑い、思わずニヤリとしてしまうキャラクターに、いつも温かい気持ちと前向きな気持ちをいただいていました。

 今日森田監督の訃報を聞き、もう森田監督の新作を観ることができないこと、森田監督と一緒に仕事ができなくなること、もう世の中を独特な視線から見て話している森田監督の言葉が聞けなくなること、そんなことが頭いっぱいに広がってきて、悲しくなります。しかし、あのすばらしい言葉や視点は今までの作品の中に詰まっていますし、監督はたくさんの大切なものを残してくれていますので、悲観的にならずにまたもう一度森田監督作品から森田監督の言葉を聞こうと思います。

 瑛太さんと僕が主演させていただいた『僕達急行 A列車で行こう』が最後の作品になってしまいましたが、そのときに森田監督は、趣味を持たない人間の怖さという話をしていました。趣味を持つことでつながりができ、つながることでさまざまな障害やジャンルを越え助け合う事ができると解釈しました。そのつながりというものが今僕の人生のテーマでもあるし、今やらせていただいている僕が演じるキャラクターに込めたい思いでもあります。

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 森田監督からたくさんのモノをいただきました。これからも森田作品からたくさんのモノをいただくと思います。でも、やっぱり寂しいです。心から監督のご冥福をお祈り申し上げます。

【瑛太】
 突然の知らせにびっくりしています。『僕達急行 A列車で行こう』の公開時には松山くんを交えていろいろとお話しをしたいと思っていました。初めてお会いした時から、映画を愛し人間を楽しむという森田監督独自の世界観に心を強く揺さぶられていました。監督の作品に携われたことを自分の胸に深く刻んでこれからも俳優として歩んでいきます。心よりご冥福をお祈り致します。

映画『僕達急行 A列車で行こう』は3月24日より全国公開

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