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ルイ・ヴィトン、映画『ハングオーバー』第2作をめぐりワーナーブラザーズ映画を訴える

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左端のザック・ガリフィアナキスルが肩からかけているバッグが問題のルイ・ヴィトン類似バッグ
左端のザック・ガリフィアナキスルが肩からかけているバッグが問題のルイ・ヴィトン類似バッグ - 写真:Everett Collection/アフロ

 大ヒット映画『ハングオーバー』シリーズの第2作、『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』をめぐり、高級ブランドのルイ・ヴィトンがワーナーブラザーズ映画を訴えている。

 ヴィトンは、本作に登場する「LVM」のロゴが入ったバッグが類似の偽物であるとして、このシーンを出さないよう、ニューヨークの連邦裁判所に訴えた。問題のシーンは、アランを演じているザック・ガリフィアナキスがこのバッグを抱えながら「気をつけろよ、これ…ルイ・ヴィトンなんだぜ」と言うシーン。ヴィトンはこのバッグについて、現在アメリカでの類似品販売をめぐり訴訟となっている中国系アメリカのブランド「Diophy」が作ったものであり、ルイ・ヴィトンではないとしている。ヴィトン側は、問題のシーンを公開しないこととともに、ワーナーブラザーズ映画に対し利益の一部も求めている。一方、ワーナー側はこの件に関してコメントを出していない。

 映画『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』は、2011年、最も訴訟が多かった作品と言われている。2011年はじめにはボクサーのマイク・タイソンの顔のタトゥーをデザインしたタトゥー・アーティストが、歯科医ステュ役のエド・ヘルムズの顔にこのデザインが描かれていることについて、使用を認めていないとして訴訟を起こした。この件はワーナーとの話し合いで示談が成立したが、このほか、撮影中に事故にあったスタントマンから訴えられたり、10月には脚本家のマイケル・アラン・ルービンが映画の内容について「自分の実体験と同じ」として訴えを起こすなど、次々と裁判沙汰が起きているが、1年の締めくくりにまたまた訴訟となってしまった。(竹内エミコ)

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