震災後の福島県を舞台にした『トテチータ・チキチータ』、福島県先行上映決定!エキストラとして地元住民も参加!
東日本大震災後の福島全県ロケが行われたことで話題になっている映画『トテチータ・チキチータ』が来年3月10日より福島県で先行上映されることが明らかになった。全国公開は4月を予定している。
震災後の福島県で撮影されたのみならず、ストーリーも震災後の福島を舞台にしたものに変更された本作は、3月10日より福島市・フォーラム福島、いわき市・ポレポレいわきにて公開されたのち、4月7日から銀座シネパトス、横浜ニューテアトルほかにて全国順次公開。エキストラはすべて地元住民、炊き出しなどでも地元の協力を得たこともあり、その感謝の念が反映された先行上映といえそうだ。
震災の被害はもちろん、福島第一原発事故の影響で一時は製作が危ぶまれたものの、予定より約2か月遅れでクランクイン。福島県での撮影は、10月8日から20日間にわたって、白河市を中心に県内5市にて行われた。震災にも負けず完成にこぎ着け、公開される本作が福島県の復興を象徴する作品のように思える人は決して少なくないはず。その意味でも公開が楽しみな作品だ。
本作は、人生に絶望した男が、不思議な少女に導かれて、前世で家族だった人々と出会ったことで再び歩き始める姿を描いたストーリー。出演は豊原功補ほか、松原智恵子、寿理菜、葉山奨之など。(編集部・福田麗)
映画『トテチータ・チキチータ』は3月10日より福島県先行上映 4月7日より銀座シネパトス、横浜ニューテアトルほか全国順次公開