全英大ヒット映画『ストリートダンス/TOP OF UK』第2弾に出演のただ一人のアジア人は日本人!
2012年1月7日に公開される映画『ストリートダンス/TOP OF UK』の第2弾に日本人ダンサーKITE(カイト)が出演することがわかった。アジア人では唯一の出演者だ。
KITEは筋肉をはじかせてロボットのような動きをするPopと呼ばれるジャンルのダンサーであり、2009年にフランスのダンスバトル Juste debout World Final in Paris の優勝者。本作に出演することになった経緯については、その大会を見たキャスティングディレクターから声がかかったことがきっかけで、さらに海外のダンスバトルで知り合った有名ダンサーたちからも出演の後押しをされて決意したという。
『ストリートダンス/TOP OF UK』第2弾でのKITEの役どころは、ジョージ・サンプソン演じるダンサーが集める最強ダンサーの一人で、彼のスクリーンでの活躍は間違いないだろう。KITEはイチオシのダンサーとしてイギリスの興行成績ナンバーワン映画『ストリートダンス/TOP OF UK』の出演者であるステフ・グエンをあげており、「彼女のジャンルを超えてダンスを人から学ぼうとするハングリー精神はすごい」と大絶賛している。
ヨーロッパではダンスを含む芸術に国が積極的に支援を行っているが、状況の日本でダンサーが食べていくのは難しい。そんな後進たちの助けになるようにと彼はイベントの企画やスタジオの開講などを自主的に行っている。KITEは「子どものダンサーたちの成長には目を見張るものがあり、彼らがダンスシーンを変えるだろう」と日本のダンスシーンの明るい未来を見据えている。
海外での活躍だけでなく国内で後輩を育成していくKITEの姿勢は、さらなる素晴らしいダンサーたちの誕生のきっかけになることだろう。日本では1月に『ストリートダンス/TOP OF UK』が公開されるが、KITEの活躍が観られる第2弾の公開が早くも待ち遠しい。(編集部・井本早紀)
映画『ストリートダンス/TOP OF UK』は2012年1月7日に公開