メリル・ストリープがベルリン国際映画祭で名誉金熊賞を授与
第62回ベルリン国際映画祭でアメリカの女優メリル・ストリープに名誉金熊賞が授与されることが発表された。同映画祭でストリープの最新主演作『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』が上映される2月14日に授与される予定。
70年代から現在まで第一線で活躍してきた名女優ストリープの功労を称えての授与。同映画祭ディレクターのディーター・コスリックは、ストリープを「ドラマチックな役柄からコミカルな役柄までをこなす、多才で、すばらしいアーティスト」と評する。同映画祭では、40本以上にもなるストリープの出演映画から、『クレイマー、クレイマー』や『ソフィーの選択』のような初期の名作から『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』までの6作品の上映も予定されている。
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』は、サッチャー元英首相が現在から回想する形で、政界入りを目指した若き日からこれまでを描くもの。サッチャーの中年期から現在までを演じるストリープは、断固とした口調で政策を推し進める“鉄の女”サッチャーの人間性に迫る演技を見せている。
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』は3月16日公開。(取材・文:山口ゆかりYukari Yamaguchi)