ニューヨークのリンカーン・センター映画協会が、チャップリン・アワードをフランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴに授与!
毎年ニューヨークのリンカーン・センター映画協会(Film Society of Lincoln Center)で行われる Chaplin Awardが、フランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴに贈られることがハリウッド・リポーターによって明らかになった。
カトリーヌ・ドヌーヴ主演の本格ミュージカル映画『ロシュフォールの恋人たち』写真ギャラリー
これは今年の4月2日に、ニューヨークのリンカーン・センターにあるアリス・タリー・ホールで行われるイベントで、多くの著名なゲストたちが国際的に活躍した映画人をたたえてきた。これまでビリー・ワイルダー、アルフレッド・ヒッチコック、ローレンス・オリヴィエ、フェデリコ・フェリーニ、エリザベス・テイラー、ジェームズ・スチュワート、シドニー・ポワチエらが受賞している。
カトリーヌ・ドヌーヴは、10代の頃にジャック・ドゥミ監督作『シェルブールの雨傘』で世界的な人気を博した後、映画『昼顔』や『哀しみのトリスターナ』などの秀作に出演、さらに1992年には映画『インドシナ』でアカデミー賞主演女優賞にノミネート、1998年には映画『ヴァンドーム広場』でベネチア国際映画祭の女優賞を受賞している。
今回の発表についてリンカーン・センター映画協会のエグゼクティブ、ローズ・クオは「カトリーヌ・ドヌーヴさんが、これまでの受勲者たちのリストに新たに加わられることは名誉なことです。このイベントは、彼女のような映画スターに適した優雅で、楽しい夜を提供することになるでしょう」と語っている。
同賞は、これまで映画界をリードしてきた映画人が選ばれていて、フランスを代表する名女優にふさわしいイベントになりそうだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)