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第69回ゴールデン・グローブ賞発表!『アーティスト』がコメディー作品賞を受賞!最多3部門を制覇!

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映画『アーティスト』メインビジュアル
映画『アーティスト』メインビジュアル - (C) La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm

 現地時間15日、米ロサンゼルスで第69回ゴールデン・グローブ賞授賞式が行われ、6部門でノミネートされていた映画『アーティスト』が、最優秀映画作品賞(ミュージカル・コメディー部門)を含む最多3部門で受賞した。もともと下馬評の高かった作品であり、来月に控えたアカデミー賞でも、もちろん大本命となっている。

映画『アーティスト』場面写真

 第69回ゴールデン・グローブ賞で、本作は最優秀映画作品賞(ミュージカル・コメディー部門)、最優秀主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)、最優秀助演女優賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀作曲賞の6部門でノミネート。内、最優秀映画作品賞(ミュージカル・コメディー部門)、最優秀主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)、最優秀作曲賞の最多3部門で受賞した。ニューヨーク批評家協会賞で作品賞・監督賞を受賞するなど、今年の賞レースを引っ張っていた本作が、さすがの存在感を見せつけた格好だ。

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 本作は、あえて時代に逆行するかのような全編モノクロのサイレント映画。1920年代の、いわゆるハリウッド黄金期を舞台に、スター俳優と新人女優の甘く切ない恋模様を描いている。くしくも1920年代は、サイレントからトーキーへの移行期。サイレントに固執するスター俳優が落ち目になる一方、新人女優はスターへの階段を上っており……モノクロの美しい映像でつづられるその対比は、人生の悲哀を感じずにはいられない仕上がりだ。

 フランスで人気のスパイ・コメディー『OSS 117』シリーズのミシェル・アザナヴィシウス監督とジャン・デュジャルダンがタッグを組み、フランス映画でありながら、最優秀外国語映画賞ではなく、最優秀映画作品賞を受賞した本作。カンヌ国際映画祭でのプレミア上映が大好評を博したのみならず、すでに公開されているヨーロッパでも高い評価を得ている。

 言葉に頼らず、俳優の表情や演技でストーリーを追う本作の楽しみは、そのまま映画の楽しみでもある。現地時間今月24日のアカデミー賞ノミネート発表はもちろん、4月に決定している日本公開が楽しみで仕方がない。(編集部・福田麗)

映画『アーティスト』は4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国順次公開
第69回 ゴールデン・グローブ賞 授賞式AXNにて日本独占放送!
1月21日(土)8:00pmスタート!

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