全ロック人類が阿鼻叫喚!イギー・ポップ&ザ・ストゥージズの『実演!淫力魔人』がレイトショー公開決定!
ゴッドファーザー・オブ・パンクとも呼ばれる裸の魔人イギー・ポップ&ザ・ストゥージズのライブドキュメンタリー『実演!淫力魔人/イギー&ザ・ストゥージズ』が2月11日よりシアターN渋谷でレイトショー上映されることが決定した。還暦を迎えながらも、裸で暴れ回るイギーの過激なパフォーマンスは大スクリーンで観る価値ありだ。
本作がとらえているのは、2010年9月3日に行われ、映画監督のジム・ジャームッシュがキュレーターを務めた音楽フェスティバル「オール・トゥモロー・パーティーズ」でのライブ。アルバム「淫力魔人(ロー・パワー)」からはもちろん、「イギー・ポップ・アンド・ストゥージズ」「ファン・ハウス」の楽曲を交えた全16曲の演奏はヤミツキになること間違いなしだ。
おまけに同ライブ演奏をカメラに収めているのはプロのカメラマン……ではなく、公募で選ばれた6人のファン。技術では劣っても、パンクへの熱い思いは誰にも負けない! という面々が、自ら狂喜乱舞しながら、それぞれのカメラで収めた魔人たちの姿はライブの興奮をそのまま映画館の観客に伝えてくれるはずだ。
1960年後半のデビュー以来、イギー・ポップ、そしてザ・ストゥージズは、パンク・ロックの先駆けとして、時に奇行とも評されるライブ・パフォーマンスが後世のバンドに大きな影響を及ぼしてきた。それを証明するかのように、2010年にはロックの殿堂入りも果たす。一時のブームはどこへやら、パンクという言葉が死語になりつつある現在、本物のパンク野郎たちの演奏は、全ロック人類必見だろう。(編集部・福田麗)
映画『実演!淫力魔人/イギー&ザ・ストゥージズ』は2月11日よりシアターN渋谷にてレイトショー公開