宮沢賢治原作『グスコーブドリの伝記』は7月7日公開!『銀河鉄道の夜』の杉井ギサブロー監督&ますむらひろしの黄金タッグ!
宮沢賢治の童話を原作にしたアニメーション映画『グスコーブドリの伝記』の公開日が7月7日に決定した。1985年の名作『銀河鉄道の夜』以来、27年ぶりにキャラクター原案をますむらひろしが手掛けた杉井ギサブロー監督の映画作品だ。
これまでは2012年夏公開としか伝えられていなかった本作は、7月7日より全国公開されることが正式に決定。杉井監督の長編映画としては実に『あらしのよるに』以来7年ぶりとなるだけでなく、『銀河鉄道の夜』同様に、宮沢賢治が原作、ますむらひろしがキャラクター原案ということで、ファンの期待は高まるばかりだ。
とりわけ、本作は2008年の製作発表からしばらく音さたがなかったこともあり、公開日決定をようやくと思っている人も多いかも? 今年は『ももへの手紙』『おおかみこどもの雨と雪』といった大人から子どもまで楽しめるアニメーション映画の公開が多いが、昨年の東日本大震災を踏まえた、あらゆる世代に贈る作品として、本作は注目されている。
原作「グスコーブドリの伝記」は、イーハトーヴ森の木こりの息子として温かい家族に囲まれて成長しながらも冷害で家族を亡くしてしまった青年グスコーブドリが厳しい自然と向き合う姿を描いた作品。今回のアニメ化について杉井ギサブロー監督は、「今の時代の物語世界として原話をスケールアップしたかたちで演出したいと思っている」と明かしている。(編集部・福田麗)
映画『グスコーブドリの伝記』は7月7日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開