杏、父・渡辺謙との親子対決をいじられ照れ笑い!同じ「はやぶさ」がテーマの違う映画で対決
23日、映画『おかえり、はやぶさ』の完成披露試写会が丸の内ピカデリー1で行われ、藤原竜也、杏、前田旺志郎、三浦友和、本木克英監督、そして的川泰宣氏(JAXA名誉教授)が出席。父・渡辺謙の主演映画『はやぶさ 遥かなる帰還』の公開が迫る杏が、三浦の「渡辺謙さんという俳優さんが演じられる作品もあるので、そちらもぜひ観ていただきたい」とのコメントに、照れ笑いを浮かべる場面もあった。
光沢のある青いドレスで登場した杏は、子役の前田から「会った瞬間、足が長いと思って、びっくりしたのが第一印象です」とコメントされ赤面。撮影では役作りのためにJAXAに行ったことが印象的だったといい、「その日はたまたま6月13日ではやぶさが地球に帰還した一周年でした。すごく奇遇ではやぶさが呼んでくれたのかなと縁を感じました」としみじみ語った。
JAXAの中では「スタッフも白衣を着てサイエンティストな方と思っていたらアットホームで、自分の中の科学的なイメージがいい意味で崩れてそれが映画にも活かせた気がします」と役への思いが強まったエピソードを振り返った。
また、宇宙を舞台にした本作にちなみ「宇宙に行けたらやってみたいこと」という質問を振られた藤原は、「すごく興味があるし、UFOを探したい」と乗り気で回答。すると杏も「地球を手のひらに乗せて写真を撮ったり、浮かんだ水にストローをさして飲んでみたい」と大はしゃぎ。しかし、宇宙旅行には費用1,500万円がかかる上に4分間しか無重力でいられないと説明されると、藤原は「4分間(だけ)だったらもったいないですかね? 僕は家にいますかね」、杏も「もうちょっと格安パッケージが出るのを待ちたいな」と急に現実的な答えを返し、観客を笑わせていた。
本作は小惑星探査機「はやぶさ」の偉業をJAXA(宇宙科学研究所)勤務の新米エンジニア・大橋健人(藤原竜也)の視点から描いた感動作。全編3Dカメラで撮影された迫力の映像にも注目だ。(中村好伸)
映画『おかえり、はやぶさ』は3月10日より全国公開