伊勢谷友介、8年ぶりの監督作でイベント開催!イメージソングを担当した松田龍平の妻でモデルの太田莉菜は急病で欠席
24日、Harajuku cafe STUDIOで映画『セイジ -陸の魚-』公開記念トークショーが行われ、本作のメガホンをとった俳優の伊勢谷友介、そして本作音楽の渋谷慶一郎が出席。互いに東京藝術大学出身ということで、渋谷が「彼がちょっと後輩なんだけど、女の子が一人かぶっていたよね」とドッキリ発言を放つと、若干あわてた様子の伊勢谷が「そこは掘らなくていい」とツッコミを入れるなど、終始、気心知れた様子の二人だった。
辻内智貴の小説を原作に、俳優・伊勢谷友介が『カクト』以来およそ8年ぶりにメガホンを取った本作。本作の公開に合わせ、渋谷作曲のイメージソング「サクリファイス」が発表された。ドラマ「SPEC」や映画『告白』など、近年は劇伴を数多く手がける渋谷は「自己犠牲というのがこの映画のイメージだった。それとなんとなく(アンドレイ・)タルコフスキーの映画『サクリファイス』を観ている気分がして」とタイトルの由来を語る。
ヴォーカルに松田龍平の妻で、モデルの太田莉菜が参加するこのイメージソングについて、「曲ができた時に、これは詩を入れてポップミュージックになるかなと思って。そんな時に太田さんがやりたいという話になって。彼女の声がもともとの世界観に合うと思ったんですよ」と太田を起用した経緯を説明。この曲は作詞にジャズミュージシャンの菊地成孔が参加したことも話題となっているが、この豪華コラボに伊勢谷も「これは一部にものすごい熱狂している人がいますね」と笑顔を見せた。
ちなみにこの日は太田もトークショーに参加予定だったが、急性胃腸炎のため急きょ欠席。伊勢谷も「莉菜ちゃんがいてくれたらな……。おれらももう少し落ち着きがあったのに」とその不在を残念そうにしていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『セイジ -陸の魚-』は2月18日よりテアトル新宿ほか全国公開