「SEX AND THE CITY」のシンシア・ニクソン、「わたしは選んでゲイになった」と発言
テレビドラマ「SEX AND THE CITY」のミランダ役で知られるシンシア・ニクソンが、NYタイムス紙の取材で、「多くの人たちにとって、ゲイであることに選択の余地がないことは理解しているけれど、少なくともわたしは選んでゲイになった」と発言、ゲイコミュニティーでも物議をかもしている。
シンシア・ニクソン出演映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』写真ギャラリー
NYタイムス紙の取材によれば、ニクソンは、ゲイの人たちの前でスピーチした際、「わたしストレートでもあったし、ゲイでもあった。そして今はゲイのほうがいいと思っている」と発言、ホモセクシュアルであることに選択の余地があると解釈されるべきではない、と考える一部の人たちに、訂正を求められたという。「ゲイコミュニティーのある一部の人たちは、選んでゲイになったと思われることを危惧しているの。何故なら、もし選択の結果であれば、ゲイでないことを選ぶこともできたじゃないか、と思われてしまうから」とコメントしながら、「でも、わたしは選んでゲイになった。わたしにとってゲイであることがどういうことか、誰にも定義できないんじゃないかしら」と自らの姿勢を明言している。
ニクソンは、ニューヨークの公立高校の財政状況を向上させるキャンペーンに参加していた際、現在の同性のパートナー、クリスティン・マリノーニに出会った。二人には、クリスティンが出産した2歳になる息子がいる。また、婚姻関係はなかったが以前の男性パートナー、ダニエル・モーゼスとの間に15歳の娘サマンサと9歳の息子チャーリーがいる。(鯨岡孝子)