日本映画初!バイオレンス映画で音声ガイダンス上映!血が飛び散り、銃声が響くシーンも楽しめる!
2月4日より全国公開される映画『東京プレイボーイクラブ』が日本映画で初めて、バイオレンス映画での音声ガイダンス上映を行うことが明らかになった。バイオレンス映画ならではの暴力描写を誰にでも楽しめることはもちろん、今後の展開を考える上でも見逃せない試みだ。
大森南朋、光石研、臼田あさ美といった俳優陣が出演している本作は、その絶妙な映像センスが話題を呼んでいる作品。バイオレンス系映画での音声ガイダンス上映は日本で初めてであり、殴る、けるといった暴力描写はもちろん、血が飛び散り、銃声が響くなど、バイオレンス映画ならではの表現を誰でも楽しむことができる。
音声ガイダンス上映は、公開初日の2月4日より2月25日までの毎週金曜日・土曜日に渋谷・ユーロスペースにて実施。目的として主催者が掲げているのは、「一般の方々とハンディキャップをお持ちの方が混ざり合った状態で映画を楽しむ環境を作っていきたい」「一般の方が、今まで知らぬがゆえに抱いているハンディキャッパーへの壁を取り払う機会を設けたい」などの4点だ。
過去の音声ガイダンス上映時に、バイオレンス映画も観たいというリクエストがあったことで実現に至った今回の試み。実施に際しては、スポーツウエア・シューズのオニツカタイガーも協力しており、売り上げの一部が音声ガイダンスの制作費が当てられることになるという。
過去には『姉妹狂艶』などが「障害のある人たちが、エロティックな映画を映画館で楽しめ、体感できる環境を作る」というコンセプトを掲げるプロジェクト「エロバリ」作品としてリリースされている現在の邦画界。IMAXや3Dといった上映形態ばかりが話題になりがちではあるが、こういった方面での上映がもっと話題になってほしいところだ。(編集部・福田麗)
映画『東京プレイボーイクラブ』は2月4日よりユーロスペース、シネマート新宿ほか全国公開