GACKTの舌づかい、台湾版のCMでモザイクがかかる!?
28日、映画『劇場版テンペスト3D』の初日舞台あいさつが、丸の内ピカデリーにて行われ、主演の仲間由紀恵、谷原章介、塚本高史、高岡早紀、GACKTが登壇。辮髪(べんぱつ)姿の強烈なキャラ徐丁垓(じょていがい)を演じたGACKTは「怖い役だったので、楽屋でも『みんなの徐さんです』ってスーパースマイルで(共演者に)接していたので大変でした」と壇上でもキラースマイルで場内を沸かせた。
男性の生殖器を切り落とす役職にあった宦官・徐丁垓を演じたGACKT。物語上では、発達した舌で女性を翻弄(ほんろう)するという役柄のため「監督から(舌を)出せだせって言われたので、口を開けっ放しでヨダレがすごく出て……」と撮影を振り返る。「こんなにヨダレだらけだったら、映像使えないんじゃないかって思っていたら、案の定、台湾版のCMでは口にモザイクがかかってたんですよ」と裏話を披露すると、仲間をはじめ登壇者は大笑い。
そんなGACKTに仲間も谷原も「“みんなの徐さま”と戦わせていただいて光栄でした」と盛り上げるが、仲間は「舞台やドラマなど長い間『テンペスト』に携わっていたので、今日の初日がうれしい半面、さみしい気分でもあります。わたしが演じた孫寧温(そんねいおん)と真鶴(まづる)は共に信念を持っている人物で大好きでした」としみじみ語る。
また、辰年にちなんで決意を色紙にしたためるコーナーも。その際も、マイクを通さず、仲間や谷原、塚本たちがおしゃべりをする姿が何度もみられ「撮影中もずっとみんなでしゃべっていて、仲が良かったですね」という谷原の言葉を裏付けるようなシーンが続いた、ほのぼのとした舞台あいさつとなった。
本作は、池上永一のベストセラー小説をNHK-BSでドラマ化した作品の3D劇場公開版。19世紀の琉球王国を舞台に、王朝での利権争いに翻弄される人々の波乱に満ちた運命をドラマチックに描いた歴史物語だ。(磯部正和)
映画『劇場版テンペスト3D』は丸の内ピカデリーほか全国公開中