スピルバーグ監督、旧約聖書のモーゼを描く新作監督にほぼ決定!
毎作ごとに話題を提供してきた映画界の巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が、旧約聖書に記される古代イスラエルのリーダー、モーゼを描いた新作『ゴッズ・アンド・キングス(原題)/ Gods And Kings』の監督交渉に正式に入り、契約を交わす寸前の状態にあることがDeadline.comによって明らかになった。
これは、米ワーナー・ブラザーズとワーキング・タイトルが企画している作品で、映画『グリーン・ランタン』のマイケル・グリーンと、映画『エグザム』のスチュアート・ヘイゼルダインが共同脚本を手掛けることになっている。
これまでモーゼを描いた作品は、1956年にチャールトン・ヘストンが主演し、セシル・B・デミルが監督した映画『十戒』が名作としてアメリカでは高い評価を受けており、人々の間に強い印象を残している。だが今作はリメイクではなく、オリジナルの作品となる予定で、米ワーナーもスピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』のようなリアリティーのある作品を製作する気でいるようだ。
今のところスピルバーグ監督は、これから製作して年末に全米公開を予定している伝記映画『リンカーン(原題) / Lincoln』と、その後にメガホンを取る予定で、来年7月3日全米公開予定の映画『ロボポカリプス(原題) / Robopocalypse』があるが、新たにモーゼを描いた作品を手掛ける気になったようだ。
撮影は、『ロボポカリプス(原題)』がクランク・アップした後の3月から4月に開始する予定でいるとのこと。脚本ではモーゼの誕生から死までが描かれているらしく、スピルバーグ監督が手掛けるとなれば、超大作として期待できる作品になりそうだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)