『アーティスト』、オーストラリア・アカデミー賞で3部門受賞!
ゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディー部門の作品賞と主演男優賞に輝き、米アカデミー賞で10部門にノミネートされている、サイレント映画時代の役者たちのロマンスを描いた話題の白黒映画『アーティスト』が、オーストラリア・アカデミー賞で最優秀作品賞、監督賞、男優賞の3部門を受賞した。
オーストラリア・アカデミー賞は、国にかかわらず優れた映画を称えるべく、オーストラリア映画協会により昨年2011年に設立。オーストラリア映画協会賞が、1958年以来果たしてきた役割を引き継いだ。二回目を迎えた今年、オーストラリアの俳優で会長を務めるジェフリー・ラッシュにより、受賞内容が発表された。
監督賞に輝いたのはミシェル・アザナヴィシウス、主演男優はジャン・デュジャルダンで、この二人はオスカーにもノミネートされている。
その他の受賞者は、主演女優賞に映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のメリル・ストリープ、脚本賞は、競り合った結果、アカデミー賞では脚色賞にノミネートされている映画『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』の脚本を手がけたジョージ・クルーニーを含む脚本家3名と、アカデミー脚本賞にノミネートされている映画『マージン・コール』のJ・C・チャンダーのダブル受賞となった。(鯨岡孝子)