演技初挑戦の三根梓、映画主演に大抜てき!西島&高良と切磋琢磨!監督は『時をかける少女』谷口正晃!
関口尚の青春恋愛小説「シグナル」が、映画『時をかける少女』の谷口正晃監督のメガホンで『シグナル~月曜日のルカ~』として映画化され、演技初挑戦の新人・三根梓が主演を務めることが明らかになった。三根は、ある事件をきっかけに3年間外へ一歩も出ず心を閉ざしているヒロイン・ルカを、そんなルカに心を惹かれる学生をAAAの西島隆弘、ルカの過去を知る男で物語のキーマンを高良健吾が演じる。
『シグナル~月曜日のルカ~』は、映写技師として映画館で働くが、過去のとある事件をきっかけに3年間映画館から外へ一歩も出られなくなったミステリアスな女性ルカと、東京の大学生で夏休みにルカが働く映画館でアルバイトをすることになった恵介との出会いから始まる青春ラブストーリー。三根、西島、高良のほかに、映画館の支配人役で井上順、3年前に病気で亡くなったルカの祖父役で宇津井健が出演している。
アルバイトの採用条件として「月曜日はルカをそっとしておく」「ルカとの恋愛は禁止」「ルカの過去については質問してはいけない」という三つの不思議な約束が設けられた映画館が舞台の本作は、次第にルカに惹かれていく心優しい恵介と、恵介の一途な優しさに触れ過去を乗り越えようとするルカのひと夏の恋を描く。
ミステリアスな雰囲気を漂わせ感情を表に出さない役柄ゆえ「心の変化を表現するのが難しかった」と三根は語る。映画『愛のむきだし』で頭角を現し、現在NHK大河ドラマ「平清盛」にも出演している共演の西島については「シーンごとに話し合って頂いて、撮影に慣れない私を引っ張って頂きました」と頼もしさを明かした。一方の西島は「ピュアで熱い温かい方」と三根の印象を語っている。
そして三根は、同じ九州出身という高良に「色々話しかけて頂いて、お芝居に対しても『カメラとか気にせず、気持ちで演じたほうがいいよ』などのアドバイスもして頂きました」と撮影秘話を明かす。映画出演はもとより演技経験のない三根を主演に抜てきした谷口監督は、彼女の持つ「強い眼差しこそが、この映画には不可欠なものでした」と自信を見せている。新潟に実在する約100年の歴史を誇る映画館で実際に撮影を行い、どこかノスタルジックな雰囲気を感じさせる本作。若手俳優が切磋琢磨(せっさたくま)した姿が見どころの一つとなりそうだ。(編集部・小松芙未)
映画『シグナル~月曜日のルカ~』は6月9日より新宿ピカデリーほか全国公開