オスカー女優シャーリーズ・セロン、36歳のすっぴん披露!?ハリウッド史上最もイタイ30代女子!
オスカー女優のシャーリーズ・セロンが、新作映画『ヤング≒アダルト』でほぼすっぴんを披露している。メイクをばっちり決めたときはイケイケのシャーリーズだが、本作ではすっぴんに加え、キャラクターTシャツにスエットというダサダサな格好を披露しており、その変身ぶりにも注目だ。
本作でシャーリーズが演じているのは、30代後半に差し掛かった現在もティーンエイジャーのときの栄光が忘れられず、悪戦苦闘する自称作家のゴーストライター・メイビス。聞いているだけでイタイ設定だが、シャーリーズはそれに説得力を与えるため、ビジュアルに至るまで彼女になりきり、ボサボサの髪の毛にノーメイクで現場に現れたという。
劇中でメイビスが着用しているハローキティのTシャツも、ハリウッド史上最もイタい30代女子を表現するためのシャーリーズのアイデアだ。それにとどまらず、一人暮らしの部屋で朝起きるなりペットボトルのコーラをがぶ飲みするなど、本作で描かれているのは、いわゆる理想の30代女子とは正反対の姿だ。
最近では芸能人のブログなどですっぴんを披露するのがはやっているが、ここでのすっぴんは、本当は見せたくない、すっぴん姿。スクリーンいっぱいに映されるそれは、極端ではあるものの、彼女が誰からも見向きもされていないという現状の表れだ。その証拠に、元恋人と会いに行くときの彼女の格好は、都会派な女性としての魅力にあふれたものになっている。
30代にしてバツイチの恋人ナシ、唯一の理解者は愛犬のポメラニアン、心の慰めはアルコールという情けない生き方でありながら、どういうわけか憎めず、時には共感さえしてしまう本作の主人公メイビス。シャーリーズの演技はまさに体当たりといえるもので、そのハマりっぷりには大きな称賛が寄せられている。一人の女性の光と影、そして過去と現在を皮肉とユーモアたっぷりに描いた本作は、新時代の女子バイブルとなる輝きを秘めた作品に仕上がっている。(編集部・福田麗)
映画『ヤング≒アダルト』は2月25日より全国公開